家で思い出の品を処分している哲雄に、安元から電話がかかってきた。

ついに来たかと覚悟をして哲雄は電話に出る。

 


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安元はこれから一緒に飲もうと誘ってきた。

哲雄は明朝早くに群馬にある妻の実家に行くから無理だと答える。

 

安元は電話で確認させてくれという。

 

哲雄はその口調から安元が本気であることを感じ取る。

 

安元は

「哲雄・・

もういいんだよ・・

もう終わってるんだ。

山内義辰を殺しただろ。」

と切り出した。

 

哲雄の顔から血の気が引き、鼓動が大きくなる。

 

安元は友人としての忠告と前置きして、

罪が重くなるからこれ以上抵抗するなと話す。

 

それでも哲雄が

「どういうことですか?」

とシラを切ろうとすると・・

 

安元は証拠が揃ったという。

山内義辰が消息を絶ったのは鳥栖零花のマンション。

マンション近くの防犯カメラがその日の夜大ぶりの段ボールを積んだ軽トラが走り去るのをとらえている。

その軽トラは山内の死体が出た山の方に走って行った。

哲雄はその日の夜にレンタカーで軽トラを借りている。

 

哲雄は心の中で自分は死体を遺棄しただけだと叫ぶ。

実際麻取は自分で腹を刺して死んだのだった。

 

安元は

その1週間前に息子の延人も殺したことも掴んでいると続ける。

延人と零花がつき合っていた事も組織のものが証言している。

延人も零花のマンションで消息を絶った。

当時の娘のマンションで捜索をしたら哲雄が延人を殺害した有力な証拠も出た・・

 

そこまで聞いて哲雄は

(もう終わったみたいだな・・


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本当に・・)

と完全に降参。

 

安元
「だからもう諦めろ。

明日・・

逮捕状を取る。

その前に自首して全部話してくれ。

半グレとの間にあったことを全て。」

 

哲雄は2つのことを安元にお願いする。

一つは明日の夕方まで待ってもらうこと。

どうしても群馬に行って戻ってくる用事があるので。

 

安元はあっさり承諾。

哲雄が離婚するつもりであることも見抜いていた。

 

そしてもう一つのお願いも

「半グレを潰してほしいか?」

と言い当てた。

 

更に安元は全部娘の為だったのだろうと続けた。

「延人を殺したのも娘を守るための緊急避難だった。

お前は大した奴だよ。」

 

そこまで言い当てられてさすがの哲雄も驚く。

 

数年間窪の組織を追ってきたという安元。

窪の組織相手にたった一人でよく戦ったという言葉を哲雄にかける。

今窪の組織を潰せそうになっているのも哲雄の行動が間接的に関わっているのかもとまで・・・

 

哲雄はかなり驚いている。

安元刑事にそんな言葉をかけてもらえるとは思ってもみなかったから。

 

安元は

「よくやった!」

と言い、しかしここからは自分たち警察の仕事だからこれ以上は関わるなとくぎを刺す。

 

そして、哲雄が関わることになったのは自分が窪を捕まえるのに時間がかかったからだと言って謝る。

安元は窪の組織は自分が必ず潰すから任せろと言う。

「お前は一旦檻に入ってこい。」

 

哲雄は安元の言葉に涙を流し、

「安元さん・・

必ず組織を潰してください。」

と言って電話を切った。

 

 

 

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