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シリーズ 災害医療 4話目!!
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ペルソナDMATチーム、ドクターカーで被災地の朝を迎えた。
クルマで寝たのと余震で、皆あまり良く眠れなかった様子。
街の中には人の姿がちらほら見える。
まだ安全という訳ではないが、自分の家が気になって避難所から帰る人もいるのだろう。
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避難所の体育館。
大勢の人で埋まっている。
高校生のソウヤが携帯を見ていると、父親に怒られる。
物資が届いたから手伝えと。
この父親、避難所運営の役員。
役員の息子が何もしないわけにはいかない。
そしてこの一家のお爺ちゃんが家に薬を忘れてきたと言っている。
仕方なく物資を運ぶソウヤ。
カップ麺を見て嬉しそうにしていると、
くすねんなよ、と父親に言われる。
役員の家族が先に物資に手を出すと役得になってしまうから。
そうは言っても昨日から家族4人でおにぎり2個!
お腹がすいてイライラが募る。
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避難所で具合の悪い人を診ている加瀬。
さっきのお爺ちゃんの血圧を測ると、高い。
189/101
薬を家に置いてきたと聞いて、出してあげる。
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ソウヤがどこかに行こうとしている。
友達が声をかけると、
家に食べ物を取にに行ってくるという。
友達「気をつけろよ。」
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ペルソナDMATチームは避難所のお年寄りの血圧を心配している。
ろくに眠れず、食事もおにぎりやカップ麺、弁当。
元々持病のあった人は悪化が懸念される。
チームの若手メンバーは少し安心したと言っている。
思っていたより皆笑顔だから・・
しかし、それは違う、と加瀬が言う。
今は気持ちがハイなだけ。
まだ被災したという実感もなく、皆のために避難所を少しでも快適にしようとすることで気が紛れている。
しかし徐々に事の重大さに気づき始める。
自宅がなくなった人もいるだろうし、仕事など、今後のことを考え出すと不安が大きくなっていく。
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トイレや洗濯、風呂に食事・・・
日常生活が思うようにいかないストレスにみなイライラしだす。
そして他人を気遣う余裕もなくなり、精神的にどんどん疲弊していく・・
本当に怖いのはこれから。
この時、大きな余震が!!
係が皆を校庭に誘導する。
地震がおさまって、安否確認をしていると・・
役員の息子のソウヤがいない事が判明。
友達が、家に帰ると言っていた、と言うと
役員「あのバカが。」
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役員の家。
ソウヤが倒壊した家の下敷きになっている。
救助隊が駆け付けるも、声は聞こえるがソウヤまで到達できない。
加瀬たちDMATは診察ができるようになるまで待機。
友達が、自分たちも瓦礫をどけるのを手伝うと申し出るが、
加瀬が制止する。
危ないし、足手まといになるだけ。
1時間が経過・・・
役員も不安が募る。
救助隊がソウヤに到達できた模様!
両足が瓦礫に挟まれて動けない状態。
救出にはまだ1時間以上かかりそう。
侵入経路は確保できたので加瀬たちが診察を行う。
声をかけて痛いところはないか確認する。
痛いところはないという。
出血している感じもない。
DMATチームがソウヤの体のあちこちにモニターをつける。
鼠径部(足の付け根)から下が圧迫されている。
静脈ルート確保は出来そう。
輸液の準備!
ソウヤは皆に迷惑をかけていることを詫びる。
加瀬「そんなこと気にするな。」
この時、ソウヤが爺ちゃんに渡してくれと出してきたのは・・
爺ちゃんの薬。
加瀬
「おれ達はパシリじゃねえ。
お前は絶対助けてやるから、自分で爺ちゃんに渡してやれ。」
——218話ここまで。
コウノドリ 219話に続く
〇感想
不便な避難所生活。
すると家にものを取りに帰りたくなるでしょう。
それが怖いんですね・・・
熊本地震の時もそれで被災した人が多かったと聞きましたし。
ソウヤ、命は助かると思うけど、2時間も足が圧迫されていたとなると・・・
後遺症が心配です。
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