2月5日の午後8時。

小屋の中の明音を覗く一つの目。

明音はそれが誰かわかっている様子。

出してくれと頼んでも、そいつは

「ダメだよ、明音ちゃん。

これは罰なんだよ。」

お稲荷様が怒っていて、これはお稲荷様のためにやっていることだという。


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明音ちゃんが何でもするから出してと言うと、そいつは扉を開けて入って来た!

明音ちゃんに伸びる2本の手。

いやああああ

明音ちゃんの叫び声は吹雪の音にかき消されてしまう・・

そのころ、佐野と心は鈴と明音ちゃんの名を叫びながら探し回っていた。

しかし見つからない・・・

二人の行きそうなところはどこか。

心は、2人が喧嘩していたことを思い出す。

それで自分が謝りにいけと言ったことを佐野に話す。

警察と消防に連絡した方がいいか・・・

ここで佐野は心にこれから起こることを聞く。

何か知っているはずだと。

鈴は無事なのかと心詰め寄る。

しかし心は・・・

自分が知っている過去と違ってきていると話す。

理由はわからない。

心は電話ボックスに入ってノートを広げる。

 

ノートによると・・・

明音ちゃんが行方不明になるのは来月の12日。

その10日後に捜索の打ち切り。

結局明音ちゃんが発見されることは無かった。

鈴の名前はどこにも無い。

 

電話ボックスの外から心が広げる三島明音の記事の切り抜きが貼ってあるノートを見る佐野。

「・・・」

小屋の中。

明音ちゃんは服を脱がされて泣きながら横たわっている。

カメラをカバンにしまいながら

「いいかい、明音ちゃん。


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このことは絶対秘密だよ。

お稲荷様に怒られるからね。」

と言っているのは長谷川翼!

長谷川はそれだけ言うと小屋から出て行った。

 

少し経って・・

小屋の外から

「明音ちゃん・・・

もう大丈夫・・・助けてあげる。」

と声がする。

明音は誰の声かわからない様子。

佐野と心は派出所に戻る。

派出所では三島夫妻が心当たりに電話をかけていた。

しかし明音と鈴はどこにもいない。

これから猛吹雪になる。

消防の捜索は吹雪がおさまってからとなる。

それにしてもこの寒さ。

一刻も早く見つけないと二人の命にかかわる。

佐野は村のものに声をかけて何が何でも探すという。

心は再び外に出て二人の名前を呼んで探す。

そこに長谷川が通りかかった。

心が声をかける。

「鈴と明音がいなくなったんです・・

何かご存じありませんか。」

振り返った長谷川の目は明らかに正気ではなかった。

 

佐野も再び外に出て探す。

二人の名前を大声で読んでいると・・・

遠くから人影が歩いてきた。

鈴だ!!

——19話ここまで。

テセウスの船 20話に続く

〇感想

長谷川の後に明音に声をかけたのは鈴?

いや・・・違うな・・

じゃ、誰だろう。

ここは意外な人物のはず。

いや、そうでもないかな。

明音は今回助かると思います。

そうすると・・やっぱり鈴かな・・

戻ってきた鈴がどういう話をするのでしょうか。

 

それよりも田中さん!

田中さんの家から佐野と心を出すために鈴と明音の行方を一時わからなくしたとも考えられる。

一刻も早く田中さんの家へ急げ!


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