準々決勝と準決勝の中日の夜。

人相の悪い横羽間の面々が集まって話をしている。

 


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その中で一人だけ知的な雰囲気を醸し出しているのはピッチャーの梶原。

動物学者の息子だ。

 

試合中相手のユニフォームから皇帝ペンギンの繁殖行動を思い起こす変わり者だが・・

今日はミルクティーについて語っている。

 

角砂糖が紅茶に溶けていく様が自分の心の角を溶かしてくれるらしい。

ミルクを注げばよりまろやかに・・

角が立ちすぎている仲間たちにもミルクティーを勧める。

 

北条は

「梶にぃのウゼぇ話もあと数日の我慢だ。」

と言う。

外野が伝説の再演とか、偉大な先輩などと煽ってくるのが気に入らないようだ。

 

大庭修は無理もないという。

それだけ延長17回は人の記憶に残っている。


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自分たちにとっても神みたいなもの。

だからこそ尊敬を込めて、

「明日 神 を殺すんだ。」

 

大庭のこの言葉に選手たちの士気が上がる。

 

梶原は上書きして消してしまうというのは健全な感覚だという。

トロイの木馬も本能寺の変も、伝わるうちに話しが膨れ上がっている。

伝説より現実の方が尊い。

 

明日のDL戦はエキシビジョン気分の寝ぼけた客の目を覚まさせるためにも

先頭バッターの北条が重要だと大庭が言う。

 

北条
「甲子園の金玉握りつぶしてやる。」

 

 

DLの選手たちはみんなでサウナ。

明日の横羽間戦に向けて士気は高い。

 

第一試合は琉球対兵安。

琉球は早実や名徳から大金星を上げて勢いに乗っている。

一人で投げっぱなしの平が止められるかが見ものだと楠が話す。

 

 

 

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