カナタを追う赤羽もセクター2へ突入!
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霧は晴れ、路面は乾いてきてフェラーリのグリップも回復しつつある。
現在のカナタとのタイム差は7.19秒。
じわじわと差を詰めてきている。
湖畔まで降りたら赤羽が更に追い上げをかけることは明らか。
駅伝ストレートの終わりでカナタが赤羽に対してどれだけのマージンを残しているかが明暗を分ける!
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カナタたちのはるか後方の林間区間では・・
八潮翔と石神風神がデッドヒートを繰り広げていた。
石神の後ろに八潮がピタリとつけている。
左コーナーで八潮がオバーテイクを仕掛けて・・
直線で並んだ!
そして次のコーナーでは易々と石神を抜いていった。
石神のポルシェは、ぶつけた影響でリアサスに深刻なトラブルが出ている。
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コーナリングの際、トラクションをかけると酷いオーバーステアが出る。
明かな電子デバイスの誤作動。
熟練のスキルで何とか走っていはいるが今のペースが限界。
ブースは無線で石神にリタイアするように伝える。
マシントラブルでのリタイアならプライドも保てるだろうと。
石神は
どんな小さなポイントでも加算することが重要で、
例えみじめな姿をさらしても自分から降りたりしないことがプライドだと言って無線を切った。
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中団グループでは・・
快進撃を続ける9号車・相葉が5号車の坂本を射程圏内に捉えていた。
坂本にとって、相葉がここまで来るのは予想外だった。
いつもならとっくに失速しているころ。
雨に助けられているという事。
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