1992年7月

心が3歳の頃、心を病んだ母が家で暴れている。

拘置所の夫から弁護士を通じて心に誕生日プレゼントが届き、怒りが爆発したのだ。

引っ越したばかりなのにまた佐野の家族だとバレたら大変なことになる。

 

 


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風呂に入りながら慎吾は幼い弟に、本当は正義という名前になるはずだったと話す。

しかし名前を付けた父親が人殺しでつかまって、

鈴が 心 と名付けたのだ。

父親は今でも次男の名は正義だと思っている。

 

雪崩に巻き込まれたかに思われた木村だが、間一髪で助かっていた。

心が少しでも足止めしたのがよかった。

 

木村に未来が見えるのかと聞かれて心は否定する。

しかし心が伝えた時間と場所がぴったりだった。

木村は予知能力だと感心する。

 

佐野は心の免許証が平成27年のものだったことを思い出す。

 

木村の送っていくという申し出を断って心は一人徒歩で家に向かう。

 

心が佐野家に着くと、鈴の進行で赤ちゃんの名前を考える会が開催されていた。

赤ちゃんとは和子のお腹の子。

つまり心だ。

鈴と慎吾は亡くなった祖父がつけた名前で、自分たちでつけるのは初めてだという。

 

佐野が帰ってきた。

佐野は名前をつける会に参加する暇はなく、昼ご飯を済ませたらすぐに雪崩の現場に戻らなくてはならない。

 

心も交えて4人で名前を考える。

まずは慎吾が シャア を提案。

もしくは ガンダム

女の子なら 佐野・セイラ・マス

自分の名前が佐野ガンダムになることを想像すると心の頭は真っ白になった。

 

鈴が 心(しん) を提案。


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自分の命の恩人の田村心からとったという。

和子も賛成する。

 

聞いていた佐野が反対する。

佐野の提案は 正義(せいぎ)。

ノートをちぎって書いてみせた。

 

心は姉に聞いていた話と一緒でしんみりしてしまう。

 

心は佐野に何故正義という名前にしたいのか聞いてみた。

 

佐野の答えは、警察官の誇りみたいなものだから。

 

さらに心は佐野にとって正義とは何かと聞く。

 

他の家族も佐野の答えを待っている。

 

佐野はダイ・ハードという映画の話をする。

一人でテロリストと戦う映画だ。

悪人に立ち向かうのもカッコいいが、

世の中には生まれながらの悪人はいないというのが佐野の考えだ。

 

誰だって最初は純粋無垢な赤ちゃん。

どこかで間違えて悪の道に走ってしまう。

大勢のテロリストをやっつけるのではなく、

一人の人間を助けたい。

どこかの悪人を救いたい

それが自分の考える正義だと、佐野は話す。

 

和子は心にも名前の候補を聞くが・・

心は正義がいいと答える。

 

これで家族会議は終了。

赤ちゃんの名前はこの後も応募可能だとの事。

 

心は佐野が正義と書いたノートの紙をもらった。

生まれてからずっと、自分は何のためにこの世に生まれてきたのか疑問に思っていたが、今日分かった。

正義のために生まれてきたのだ。

 

心がそんな事を考えながら庭を歩いていると、

北海道警の金丸と名乗る刑事が心に声をかけてきた。

三島千夏の件で話を聞きたいという。

 

テセウスの船10話はこちら

 


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