追いかけてきた若者から二人は何とか逃げ切った!

 


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岩陰に潜んで二人は今後について話し合う。

再び結婚の意志を固めた哲雄は村に戻ろうと言う。

 

どう考えても教祖たちの説得は無理そうだが・・

哲雄がターゲットにしているのは信者たち。

信者たちを説得する!

 

出来れば20~30人程度。

歌仙は村で一番顔の広い中津富子という女性がいいだろうと言う。

この人は信者からも鳥栖家からも信頼が厚く、一番信者を家に呼べる。

 

2人は中津富子(60歳くらい?)の家を訪ねる。

富子は訝しげに哲雄を見るが、オガミメ様である歌仙に

何故この人と結婚しようとしているのかを話したいと言われて、

鳥栖家以外の信者を家に集めることを渋々承諾した。

 

この村で信頼が厚い人は

信心深いこととほぼイコール。

時間との勝負と、哲雄は気を引き締める。

(短時間で決める!)

 

富子の家の広間に信者は20人ほど集まった。

 

元々富子が信者になったのは若い頃夫を亡くしたから。

歌仙は自分に富子の夫を憑依させる(もちろん演技)

 

「久しぶりだな、富子。」

歌仙は虚ろな目をして富子の夫として話し出した。

一瞬で雰囲気から仕草を変えた。

 

富子の夫が死んでから24年。

息子たちは元気かと富子に問いかける。

 

しかし富子は完全には信じていない様子。


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普段ならあたりまえに信じるはずのオガミメの言葉を信じない原因は

勿論哲雄の存在と哲雄にたぶらかされたオガミメへの不信感。

それを払拭するための脚本を哲雄は用意しておいた。

必要なのは明確な話!

 

歌仙が知らないはずのここ2年の出来事をオガミメ歌仙が話す。

 

それは富子の隣人である斉藤の死。

こっちで毎日仲良くしていると話す。

 

この話が効いた!

富子の目からは涙がこぼれる。

 

斉藤の死は歌仙が墓石を見てわかったこと。

手段を選べないとはいえ哲雄の心が痛む。

 

歌仙が富子の夫として話を続ける。

「事情はオガミメ様から聞いている。

オガミメ様から大切な話があるけど代わりに俺から伝えるがいいか?」

 

果たして富子の反応は?

哲雄が息をのむ。

 

富子は涙を浮かべたまま

「わかったわ。

あなたが言うなら。」

 

ここまではうまくいっている!

哲雄が立ち上がり、

「みなさん!

僕の話を聞いてください。」

と叫ぶ。

 

すると信者たちはオガミメ様の言葉を遮るなと言って怒る。

 

哲雄は構わず、自分たちが外の信者にどれだけ嫌がらせを受けているかを訴える。

経典に反するやり方で。

自分に対してだけでなく、オガミメである歌仙に対しても嫌がらせを続けるのはおかしいと言うと・・

 

 

 

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