7月22日西東京大会準々決勝。
第2試合は市大三高対仙泉。
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仙泉 3-6 市大三高
8回裏三高の攻撃。
現在ツーアウトランナー1塁。
9番バッターがエンドランを決めて得点圏にランナーを進めた。
真木も辛抱強く投げてはいるが三高のバッターがとにかくしぶとい!
攻めて行けと、内野が真木に声をかける。
3点差ならまだチャンスはあると、真木も諦めていない。
しかしバットを短くもった千丸に内野の頭上を越えられて7点目を許してしまう。
カーブを見せ球に
ストレートでねじ伏せていくリードだったがコンパクトに振り抜かれたと奥村が分析。
5回の1点、7回の2点
得点圏にランナーを置いての勝負強さが際立つと渡辺。
沢村はじっと何かを考えている。
記者席の大和田と峰。
下位のバッターだけでなく上位打線にもバットを短く持って振り抜くことを徹底している三高の監督の統率力は見事だと大和田が言うと、
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峰は
薬師に二度敗れ、稲実や青道の後塵を拝してきた三高が、エース天久の成長もあって三高史上最強のチームになりつつあると話す。
沢村は変わらずじっと何かを考えている。
奥村が沢村の横顔を見る。
2番バッターは内野ゴロに打ち取ってチェンジ。
真木はまだ終わっていないと気合を入れるが・・
監督は拍手をして選手たちを迎える。
そして最後の球は良かったと真木を讃える。
「ナイスボール。
良く投げ抜いた。
立派なウチのエースやで。」
監督の笑みが、この試合が終わりかけていることを物語っていた。
マウンドにはとても人相の悪い1年照井。
最後のバッターを内野ゴロに仕留めてゲームセット。
8回9回は照井が無失点に抑えた。
ランナーを出しても落ち着いていた。
ふてぶてしく肝の座った投球だった。
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