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左投手は2塁走者に背中を向ける形になるのでリードの幅を掴みにくい。

加えてバッターがキャッチャーの視界を遮って三盗に気づきにくい。

  


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三塁送球の際にもバッターをかわすコンマ数秒ロスがある。

しかしこれも固定観念を利用した罠の可能性がある。

スチールの圧をかけて初球ストレートに張ってくるかもしれない。

 

楠は目を閉じて集中する。

檜が持っている球種は4つ。

ストレート

カーブ

スライダー

チェンジアップ

どのカードを切るか。

一塁はあいているから焦る必要はない。

 
 

しかしここは三盗よりもストレートに張られてホームランを打たれるほうが怖い。

 

楠がだした結論は・・

真ん中低め ボールになるカーブ!


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この選択に楠は自信あり。

(ここは俺に任せろ。)

檜はこくりと頷く。

 

二塁の大庭も海部が初球カーブを狙っていることを承知しているのだが

あえてスチールを匂わせるリードをとる。

 

檜の海部に対する初球は要求通りの低めカーブ!

北条と大庭はニンマリ。

狙い通りの球がきた海部はジャストミート!

さらば地球よ

とばかりに球はぐんぐん伸びる!!

 

〇感想

あいたー!

見事に打たれてしまいました。

いくら檜の調子が良くてもヤマを当てられると無理でした。

この場面で鉛筆を転がして海部の狙いだまを決めた北条の勝負勘恐るべし。

これでまた楠はヨコハマの考えていることがわからなくなりました。

ここは狩野と交代した方がいいかも。

トリッキーな頭脳戦は狩野の方が得意そう。

 

 


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