8月21日、甲子園準決勝。
横羽間 2-0 DL
4回表横羽間の攻撃。
ツーアウトランナー1塁
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海部に特大ツーランを打たれた後に
初球セフティをあっさり決められてしまったDL
檜は
楠をはじめ、3年生たちが横羽間の波にのまれてしまっているのを感じる。
最後の夏というプレッシャーに潰されている。
この空気を変えるために檜が下した決断は・・
(引き際か・・)
檜は自ら阿比留との交代を申し出る。
楠は驚くが・・
どの道残り11球だからこの回で終わりだし
このままピンチを乗り切っても胸を撫でおろして終えるのは歯切れが悪いからと檜は理由を話す。
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それに空気を入れ換えて締めた方が次の回の攻撃のノリも良くなる。
檜の申し出は受け入れられて、阿比留がマウンドに来た。
快苑に続いて阿比留が檜の後始末をする事になった。
今日は号泣しないのかと阿比留が言う。
今日は力を出し切ったと話す檜だが阿比留は檜の悔しさを感じ取る。
阿比留も3年生の顔色が悪いのを気にする。
来年もある自分たち2年が試合を引っ張っていかなくてはならない。
九九は苦手だが空気を壊すのは得意。
檜は帽子を目深にかぶり
今の自分の姿を親はどんな気持ちで見ているのだろうと言いながらベンチへ戻る。
阿比留
「背中から涙出とるがな。」
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