裸の歌仙を抱き起した哲雄はしばし抱きしめる。
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そしてポケットから金属弾を取り出して郷一郎にとどめを刺すべくスリンショットを構えるが・・
哲雄は撃たずに手をおろす。
どう見てももう死んでいるから。
市販のスリングショットでも人間の頭蓋骨程度なら貫通させうることは哲雄も知っていたが
1発で仕留めることができて自分でも驚く。
歌仙が哲雄に話しかけようとするが
哲雄は静止して下に半グレがいることを筆談で伝える。
哲雄は自分はやることがあるから歌仙だけ先に逃げるように書くが、
歌仙は自分にも愛する娘を守るための行動をさせてほしい書く。
そうでないと誇りが壊れてしまうから・・
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納得した哲雄は30分だけ時間を稼いでほしいと伝えて再び天井裏から外に出る。
–
床下の半グレは二人。
郷一郎の声が聞こえなくなったので部屋を出たのかと思っていたら・・
歌仙が郷一郎の名を呼び、床がギシギシと音を立て始めた。
歌仙の一人芝居だが
事が始まったと思った半グレはもう少しでチャンスだと窪に無線で知らせる。
窪たちは郷一郎の家に向かう。
–
哲雄は滝がある場所へ急ぐ。
そこなら携帯がつながるから。
スマホのアンテナが立ち
小沢にラインで計画を実行するように伝える。
すぐにOKの返事が来た。
この辺のレスポンスの良さはさすが。
哲雄は急いで歌仙のもとへ戻る!
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