8月21日、甲子園準決勝。

横羽間 5-4 DL

9回裏DLの攻撃。

1アウトランナー1.3塁

 


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1塁錦

3塁狩野

バッターボックスには楠

初級ラン&ヒットのことは狩野は知らない。

 

ピッチャー梶原は3塁に偽投

 

球場全体が緊張感に包まれる。

 

ホームベース上の土を払う大庭に楠が話しかける。

「愉快の愉」だと。

 

1回表、楠が打席の大庭に藤巻監督の缶蹴りの話をして

勝敗よりもゲームを楽しむことが大切だと言った。

三振した大庭は

「お前が言う楽しいって何だ?」

と聞いてベンチに戻って行った。

参照230話

 

それに対する楠の答えだ。


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この試合は最高に面白く、幸福さえ感じると話す。

 

大庭は

負けた時にも愉しかったと言えるかどうかだと返す。

 

3塁の狩野。

自分がホームを踏めば同点。

距離はたったの27メートル。

みんなの笑顔のために狩野は思考をめぐらせる

 

ベンチの藤巻は

流石の横羽間も悩みどころだろうと長野に話す。

いくら次が投手の天津でも四死球で満塁にはしたくないだろうから

初級ストライクが欲しいところだが甘いボールは禁物。

 

しかし長野は横羽間に迷いはないだろうと言う。

セオリーから外れることをためらわないし

いつも最優先は勝ち負けより

” 今やりたいこと ”

個人個人のひらめきに全体重を乗せていく

ALL FOR ONE のチーム。

 

 

 

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