胡蝶の叫び声とガラスが割れる音を聞いて部屋に到着した洋二たちは

頭から血を流している郷一郎の遺体と

半グレ二人の姿を目撃する。

 


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洋二
「なんだこれは・・」

 

半グレが銃を構えると洋二たち(4人)も懐から銃を取り出して構える。

部屋の中で半グレと洋二たちが銃を構えて対峙する!

 

洋二はここまでのことを想起する。

部下から
教祖襲撃の計画を聞いてしまって
半グレに撃たれた子供のことを報告された。

洋二はすぐに零花捜索を中断し、武装して郷一郎の屋敷に向かった。

 

そして屋敷に入った瞬間にガラスが割れる音と胡蝶の叫び声。

部屋に駆け付けると半グレ二人が
郷一郎の遺体のそばにいた。

 

洋二は違和感を感じる。

郷一郎はいつ死んだのか。

銃で頭を撃たれているが半グレが銃を取り出したのは今。

そもそも銃を使っていたら家にいた者がその音に気づくはず。

 

それに郷一郎の口にはガムテープが巻かれている。

なぜ?

拉致するため?

 

そもそも半グレは郷一郎を殺す必要はない。

殺しても金にならないから。

金が欲しくて拉致しようとしたなら口をふさいだことは理解できる。

 

ならば・・

口をふさいでから殺したというのは不自然。

この状況から導き出された結論は・・

 

洋二
(この二人は伯父を拉致しようとしただけで殺してないんじゃないのか?)

 

ここで騒ぎを聞きつけた天照が到着。

胡蝶は郷一郎の姿を見せないように配慮しつつ

「お父様が半グレに殺害されました!」

と報告。

 

半グレの一人は


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「嘘だ!ちがっ・・」

と言いかけてやめる。

 

この

” 否定しかけてやめた ”

という点も洋二は引っかかる。

 

天照は皆が止めるのも聞かずに郷一郎の姿を見てしまう。

ショックを受けた天照は涙を流し

「よくも・・

この村の父を・・・!

不届き者め!

天罰を!

殺せ!

必ず殺しなさい!!」

と洋二たちに命じる。

 

洋二は今の胡蝶と天照の言葉で

真実とは関係なく

半グレが犯人

ということが確定事項になったと考える。

 

そもそも犯人がだれにせよ、半グレたちが武装して村に乗り込んできた敵であることには変わりないし。

 

 

そのころ農夫の恰好をした哲雄は闇に紛れて移動中。

哲雄とて、郷一郎の遺体や状況から

半グレの仕業でない可能性が見つかることは予想していた。

司法解剖して調べれば銃弾ではなくただの鉄の玉が見つかるわけだし。

 

しかしそんな冷静に話し合う状況にはならないことも同時に予想していた。

犯罪集団が銃をもって不法侵入していて・・

目の前には教祖の遺体。

互いに銃を抜きあう状況で話し合いの余裕は生まれない。

 

 

ガラスの割れる音と胡蝶の叫び声は屋敷の外で待つ窪にも聞こえていた。

それから約30秒。

窪は無線機をオンにして

 

コンコン

 

と2回叩く。

これは 何があった?

という合図。

 

洋二は半グレのポケットの無線機からの2回の音を聞き逃さなかった。

無線で仲間を呼ばれると面倒。

洋二は半グレたちに銃を置くように指示。

 

 

 

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