8月21日、甲子園準決勝。

横羽間 5-4 DL

PM5:00

激闘もついに決着。

無情のサイレンが鳴り響く。

 


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両校の選手たちが整列して握手。

その様子を藤巻監督と長野がベンチから見守る。

 

二人の目に涙はない。

ここに至るまでのドラマがあまりに濃厚で

それなのにあまりにあっけない最期に感情が追いついていないのだ。

 

DLの選手たちの涙は止まらない。

その中でもひときわ泣きじゃくっているのが狩野。

握手する大庭は

いつまでもガキみたいに泣いてんじゃねえと

声をかけ、

「ありがとな。」

と狩野に、そしてDLに感謝する。

 

マリオ達3年は泣きながらもその顔は既に晴れやかな笑顔になっている。

高校最後の相手が横羽間だったことが嬉しく、誇らしいといった表情だ。


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天津と梶原も固い握手を交わす。

 

都築と花本の顔に涙はなく険しい表情で北条の横顔を見ている。

来年のリベンジを心に誓っているのだろうか。

 

大庭は自分の携帯番号を書いて楠に渡す。

今度横浜に来たときはうまいラーメン屋に連れて行くと言って笑う。

 

大庭の心遣いにDL選手たちは再び涙。

 


「無理にでも勝者称えな気がもたん。

全然思てへんけど言うたるわ。

優勝しろよ。」

 

この楠の言葉で横羽間の選手たちの顔が引き締まる。

 

マリオは

決勝で負けたら全員の尿を弁当用のしょうゆ入れに入れて送り付けてやる

と軽口をたたく。

 

両チーム またな と手を挙げて

DLはベンチへ、横羽間は校歌を歌った後応援席の前で勝利報告。

 

 

 

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