与丞に捉えられた歌仙。

胡蝶に哲雄はどうしたのかと聞かれ、逃がしたと素直に答えた。

 


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胡蝶は

女の陰に隠れて逃げるとは堕落した男だと吐き捨てるように言う。

歌仙は自分たちは何度でも逃げると言う。

 

胡蝶にお前はあの男に洗脳されていると言われ、

歌仙はそれは胡蝶の主観で事実ではないと返す。

 

歌仙
「私は哲雄さんと出会って愛を知りました。」

 

哲雄はやや離れた場所で木に隠れて聞いている。

 

歌仙は

愛娘と信頼できる夫と一緒にいたいと言う気持ちは

この村では得られなかった感情だと話す。

 

胡蝶は忌々しげな表情で

鳥栖家に身を捧げてきた自分よりも

お前は父母や村人の愛を受けてきたと言う。

 

歌仙は

彼らは自分ではなく次期オガミメという器を愛したのだと返す。

 

胡蝶はそれ以上の愛は必要ないと言うが、

歌仙は村人ですら知っている愛という感情を知らずにオガミメは務まらないと言う。

 

胡蝶がわからないようなので歌仙が説明する。

村人たちは霊魂を呼び出せる母・天照のもとに

愛する人と再会するために教団に入った。

自分は小さいころからずっとそれを見てきたと。

 

胡蝶は愛を知らなくても霊魂の言葉を借りるだけのオガミメは務まると反論するが

歌仙はあんなものは天照も自分も演技でやっているだけだと信者もいるのにばらしてしまう。

 

歌仙は信者に向かって

「いままで騙してすみませんでした。」

と深々と頭を下げる。

 

信者たちは困惑した表情。

 

胡蝶は歌仙は錯乱していると言うことでごまかそうとするが

歌仙は続ける。

哲雄と出会って本を読み、知識を得ることで

自分で判断することができるようになり、自分というものが出来てきた。

この知識と感情・愛情は死ぬまで消えない。

だから自分の気持ちには嘘はつけないと。

 


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大切な家族を傷つける村はもう敵でしかない。

だからもうかかわらないで欲しい。

東京の家に帰してくださいと土下座する。

 

そして親が決めた相手と結婚した姉に、

あなたは本当は愛を知らないのでは?と聞く。

 

図星の胡蝶は真っ赤になって怒り、

自分は鳥栖家の長女として由緒正しい相手と結婚をしただけだと言い返す。

 

そばで聞いている夫・与丞は「・・・」

 

胡蝶は歌仙を車に乗せるように与丞に命ずるがそこに

 

「胡蝶様」

 

と月夜見が山の中から登場!

ずっとやり取りを聞いていたという。

 

そして「おそれながら・・」

と切り出す。

 

月夜見は

ずっと歌仙一家を監視してきて、

経典が説く愛と歌仙たちの愛は全くの別物であると気づいたという。

歌仙の愛はすべてを犠牲にして優先する、自己犠牲するら厭わない愛。

それは義務のもとに平等の愛を授かる自分たちの愛とは違う。

経典の教えが間違っていたとは思わないが

「この人はもう我々と一緒にいてはいけない存在です。」

と話す。

 

胡蝶はお前ごときが判断できることではないと返すが

 

月夜見は

信者の前で堂々と経典とは違う愛を説く歌仙は獅子身中の虫であると言い、

即刻永久追放を胡蝶に迫る。

 

聞いていた信者の女は

他にオガミメが務まる者がいないと口を出す。

 

歌仙は土下座して聞きながら

月夜見の言葉には自分を解放してやろうという意志を感じ取った。

歌仙は即座に

「父が半グレに殺害されたと聞いたとき、

とても清々しました。」

と嫌われるための言葉をつなげた。

 

この言葉は信者や胡蝶に強烈なインパクトを与えた。

まるで空気に亀裂が走ったような、心の断絶音。

 

10秒以上の静寂の後、

信者たちは

「ケダモノ・・」

「私もうこの方と同じ村にいられません。」

と言葉を絞り出した。

 

 

 

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