日が昇り朝が来た。

 


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哲雄と月夜見は教祖宅の庭の整然と並んだ遺体の間を歩いている。

 

半グレと村を戦わせたのは自分・・

そのことを考えると哲雄はこの惨劇が早く終わってくれと願う。

 

哲雄の目から涙が流れる。

月夜見に全てお前が仕組んだことだろと詰め寄られ

哲雄は土下座して謝る。

 

月夜見も皆と共に戦えなかったことを悔いる。

 

哲雄は土下座しながら零花の幼いころを思い出す。

歌仙に叱られた零花がいつも甘やかしていた自分に泣きついてきた。

 

哲雄は立派な大人になるためには

悪いことをしたらちゃんと謝らなくてはいけないと零花を諭した。

 

月夜見に今死ぬか窪と戦うか選べと言われ


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哲雄は心の中で

再び罪を重ねる自分を零花に詫びながら窪と戦うことを選択する。

 

 

道にへたり込んでいる胡蝶を見下ろしながら窪は

「人間って面白いよな?」

と言う。

 

窪は普段の仕事では相手に直前まで死を悟らせないようにする。

その方が抵抗されずに証拠が残りにくいから。

 

この村では教祖のためにと向かってくる村人を次々に倒し、

教祖の家では殉教を目の当たりにした。

 

殺し合いが好きな窪は処刑はキツイだけの時間だったと言う。

しかし教えのために死を受け入れた行動に敬意を払って苦しまないようにした。

逃げたいのを我慢していたものもいたが、それはそれで日本人らしくて面白いと話す。

 

 

 

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