哲雄は田んぼから農道に姿を現し、窪に向かって麦藁帽を取って顔を見せた。

その顔は半ば呆れたような表情。

 


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窪に何の顔だと聞かれ、哲雄は呆れて笑うしかないと答える。

 

哲雄は

「ま・・参りました。」

と言って頭を下げる。

麦藁帽の中には拳銃を忍ばせている・・・

 

この拳銃は半グレが屋敷に持ち込んだものを月夜見がとっておいたもの。

先端が曲がってしまっていたが

倉庫にある電動のこぎりで銃身を途中で切断して撃てるようにした。

村に電気は通っていないがガソリン燃料の発電機はある。

 

使えるようにはなったが弾がまっすぐ飛ぶかはかなり怪しい。

 

そして全てのトラップを設置し終えて窪の前に姿を現したのだった。

 

窪の後ろには月夜見が倒れているのが見える。

 


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「ま・・参りました。」

と言うのと同時に哲雄は拳銃の引き金に指をかける。

窪はその動きをみて素早く反応!

 

哲雄は帽子の中から発砲するが当たらない!

 

窪はあっという間に間合いを詰める!

哲雄は2発目を撃とうとするが窪は足で阻止!

続いて手で哲雄の銃を抑える!

 

その間も哲雄はドンドンッと発砲を続ける。

窪はうるせえと言って哲雄を蹴とばした!

 

転倒した哲雄を斬ろうと思えば出来たはずだが窪はそうしなかった。

 

哲雄は田んぼの中に隠しておいたガソリンを入れた容器を取り出して窪にかけようとするが・・

 

ゴッ

 

しゃがんだ瞬間 頭部をを窪に蹴られてしまった。

視界が真っ暗になる・・・

 

哲雄の攻撃はここまで。

まだまだ武器は隠してあったのに。

 

 

 

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