哲雄が酒を飲みたいと言って

胸ポケットからウイスキーボトルを取り出す。

 


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窪がふたを開け、匂いを嗅いで中身を確認する。

普通のアルコールだと判断。

 

ボトルを返してもらった哲雄は

「同類との出会いに!」

と言って口に含む。

 

そして次の瞬間!

ぶーッと霧状にして窪の顔面に吹きかけた!

 

メチルアルコールだから目に入れば失明すると哲雄が言う。

 

窪は瞬時に刀を拾って田んぼに駆け込み泥水で目を洗う。

 

この行動は哲雄の予想通り!

 

このアルコールの武器は教祖の台所の釜戸で

大量のお酒を熱して気化させ、

水につけたウイスキーボトルの中に濃縮させたものだった。

 

つまりこれは猛毒のメチルアルコールではなく濃度が高いただのアルコール。


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窪が哲雄の嘘を信じたのは

吹きかけられた液体の揮発性の高さから尋常なアルコールではないと思ってしまったから。

 

窪は田んぼで目を洗いながら哲雄からの次の攻撃に備えて距離を取る。

薄く目を開けて哲雄を見ると・・

発煙筒を構えている!

 

窪の体にはアルコールが残っているし

哲雄自身もガソリンを浴びている。

発煙筒を発火させて投げつければ窪も燃えるが哲雄自身も燃えるかもしれない。

(時間は稼いだが蒸発しきったという確証はない)

哲雄は死ぬくらい今更怖くないと泣きながら発煙筒のキャップを取った!

 

窪はとっさに哲雄から奪った銃を構える。

 

しかしその銃には哲雄による更なる仕掛けが施してあったのだ。

 

 

 

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