第32節

現在4位の磐田と3位のETUの試合は終盤

磐田 1-4 ETU

 


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椿の活躍がプレーヤー時代の達海を思い出させて

昔のことが頭をよぎった笠野だったが、

ふと2つ前の座席の男の後頭部に目を止める。

 

その男が振り向くことなく話し始めた。

椿のここのところのプレーは

” 抜けたな ”

と思わせるのに十分。

前節の2アシストと今日のハットトリック。

スピードもスタミナもあって

利き足ではない左も精度が高い。

守備力はやや物足りないが問題になるほどではない。

ハイレベルな場数を踏んで高い技術を安定して発揮できるようになった。

21歳で伸びしろもあるし知名度も十分。

アジアでの展開を考えている海外の中堅以下のクラブの目にとまるはず。


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「世界から見て椿大介の商品価値は非常に高い」

と言ってその男は笠野の方を振り返った。

 

その男とは香田。

前会長津川の付き人だった人物。

香田はETUとのビジネスを再開するつもりで2人に挨拶に来たと言う・・

 

 

椿と世良がベンチに下がる。

3点差あるので大丈夫だと思うが、ゲームはしっかり締めたい。

 

磐田の倉茂監督は

もはや逆転は難しいが気持ちは切らさずにプレーすることがチームの行く末を占うと話す。

それはスタッフに言えることと言われてスタッフたちは背筋を伸ばす。

 

両チームの応援も気持ちを切らすことなく最後の盛り上がりを見せる!

 

ボールは磐田の田辺へ。

田辺はまだ元気!

ETUベンチの黒田が注意しろと叫ぶ。

 

 

 

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