ロッカールームから出てきた椿を記者たちが待ち受けていた。

 


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ロッカーではしゃいで時間が過ぎてしまったので取材時間は短くなってしまった。

そろそろバスが出る時間になったので有里は取材を打ち切って

去り際に代表戦後に椿を叩いた人も手のひら返しの賞賛記事は大歓迎だと付け加える。

ちょっとウケた。

 

バスに向かう途中、香田が椿を待ち受けていた。

名刺を差し出して丁重に挨拶する。

 

 

ETUの練習風景。

選手も監督も声が出ていて活気がある。

 

観客や記者も大勢詰め掛けている。

 

番記者・山井は優勝が目前のチームは練習の雰囲気がいいと言って嬉しそう。

例年は残留争いの真っ最中だから地獄のような空気だが。

 

この状況を作り出したのはハットトリックで完全復活した椿と

スタッフ含めたみんなの勝利への情熱。

 

それとぺぺ。

グランパレスがガンナーズに勝ったおかげで

ETUが2位に浮上し、みんなのテンションが爆上がりした。

 

山井はガンナーズ失速の要因は

平賀と窪田の離脱だけではなく

代わりになる戦力が出てこなかった事だと分析。

 

藤澤は名古屋グランパレスの不破監督が今季限りの引退報道が出ていたと発言。


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たくさん補強してもらった割に成績が振るわなかったので仕方ないと山井。

 

他にも千葉のミルコビッチ監督も今季で終わりのようだし

浦和のダイスラー監督も同様。

東京Vの平泉監督だって無冠で終わったら厳しい・・

 

山井
「そういう世界だし

そういう時期なんだよ。」

 

選手も契約更改の時期だ。

シーズン終了後5日以内にはクラブ側の意志は選手に伝えられるが

GMとの面談でもうすでに伝わっているケースもある。

 

つまりいい雰囲気で練習しているETUの中にだって

来季は去ることがわかっている選手もいると言うこと。

シーズン終盤優勝がかかる大事な試合を前に来季のことも気にかかってしまう難しい時期なのだ。

 

山井は後藤GMはこの時期孤独で苦しいだろうなと気遣う。

 

後藤は一人事務所のベランダから練習風景を眺めている・・

その姿は心なしかどんよりしているように見える。

 

ジーノは女性ファンからの声援に手を振ってこたえ、

村越は若い男性ファンにユニフォームを手渡している。

 

そんな中亀井が

自分の27番のユニフォームのレプリカが売れ始めていると嬉しそうに清川に自慢する。

来シーズンは若い番号に変更するつもりだったが考えてしまうと言う。

 

 

 

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