6月28日。

吸水ポリマーが入った袋の中から最後の問題が書いてある紙が出てきた。

 

問題の前に哲雄に何か気づいたことがあるだろうと書いている。

 

次のテロは大規模爆破テロだと言う。

条件は

道具はリュックサックに入るだけの量。

爆発物は持ち込まず、ガムテープを多用。

現地の設備に時限式の着火装置を設置して

7/2の23時に300立方メートルの爆弾に着火、爆発させる。

 

哲雄に課されたミッションは34万6000人が犠牲になるテロを止めて

現地においてある最後のヒントを手に入れて窪に会いに行くこと。

 

冒頭の哲雄が気付いていることに関しては

窪は爆薬を持っていないということだろうと哲雄は予想。

ここまでのテロにも爆薬は使われなかった。

 

ということは今度も爆薬は使わず着火するだけで爆発する設備だろう。

哲雄は都心部のスタンドのタンクだと推理する。

タンクの上部に着火装置をガムテープで固定するのだろう。

しかし貯水槽の時と似ていることが気になる。

頭脳戦を仕掛けているのに同じやり方を二度使うとは思えない。

 

しかし可能性はあるので各石油会社に通達は出すことにした。

 

23時という時間も気になる。

この時間なら多くの人は在宅中だろうからタワマンが密集している場所を狙うことも考えられるし

電車を狙ってくるかもしれない。

それか何かのイベントか。

 

哲雄は独り言を言いながら考えている。

 

哲雄と戸島は捜査班と別れてテロの場所と方法を探ることに。

 

ホームレスの検死結果が出た。

両手を柔らかいもので押さえつけられ、布団を顔に押し付けられて窒息した可能性があると言う。

零花は事件性は低いと思っていたのだが殺人の可能性が出てきた。

署に戻って監視カメラの映像をチェックする。

 

遺体発見場所は都庁近くで人通りが多い。

発見場所の路地裏ではないが、27日の夜9時半に近くのカメラが歩くホームレスを捉えていた。

それが最後の映像だった。

つまり死亡推定時刻はそれ以降となる。

 

零花は通行人の中にマスクをしているがヲハ・明砂の明砂に似ている人物を見つける。

 

〇感想

 

一気に話が進みだしました。

ホームレスの遺体発見場所と窪のテロ予告から導き出される予想場所が合致しました。

タワマンが立ち並ぶ人口密集地。

となるとホームレスは窪絡みで見てはいけないものを見たために始末されたのかと思いましたが・・

カメラに映ったのは東明砂!

ヲハ・明砂も窪の動きを既に捉えている可能性があります。

 

※一連のテロ予告は哲雄と小沢の自演だと思っていましたがやっぱり違うようです。

となると色々疑問点も出てきます。

再び過去話を読み返してみたいと思います。