前回のあらすじ

 

紅白戦シリーズで勝った狩野チームは外出日を堪能する。

サクラのバイト先喫茶店を訪れた狩野は

仕事が終わった後、サクラを甲子園に連れて行くと約束する。

 

居残り組の丸井は新監督に狩野から正捕手の座を奪ってみせると宣言。

そしてあることを監督にお願いする。

 

333話あらすじ

 

練習後丸井はノートにまとめた紅白戦データを檜に見せる。

檜は自分の投球に関する分析の緻密さ、的確さに驚く。

データから檜は緩急の緩であるカーブやチェンジアップが打たれていることが浮かび上がった。

今まで速球とスライダーを磨くことに集中してきたことが原因だと檜は思い当たる。

緩を磨けば天下と取れると丸井は言う。

 

配球の基本的なパターンは

相手打者中心の配球・シャチ型

味方投手中心の配球・ライオン型

状況中心の配球・カラス型

の3つ。

狩野はライオン型。

型が決まってしまっていて配球が相手に読まれやすい。

それがもろに出たのが理辨戦だった。

 

丸井は3つとも自分のものにして多面性のある野球をしていきたいと言う。

 

そして練習試合では完全に狩野のリードに任せて投げて欲しいと檜に頼む。

それによって見えてくるものがあるはずだと言う。

 

そこに狩野が入ってきた。

丸井はノートを隠して逃げるように帰って行った。

 

狩野は不審がるが、すぐにサクラとの逢瀬を楽しそうに檜に話しはじめる。

檜は油断していると足元すくわれるぞと忠告。

 

丸井は逃げたその足で監督室を訪れる。

監督は丸井に頼まれたままある文書をデジタルデータで相手監督に渡したと言う。

 

監督にゲスいやつだと言われて丸井は

夏にチームが笑うためだと話す。

 

〇感想

 

相手監督に渡した文書はどんなものでしょう。

「どうなっても知らんぞ。」

とまで監督に言わしめたその内容が気になります。

流れからすると狩野の配球パターンかなと思いますが、それだけじゃないと思います。

軍師・策略家としての顔を見せ始めた丸井。

面白くなりそう。