決勝戦前日の夜。

丸井が勉学室で今の気持ちを書き残そうとペンを握っている。

 

なかなか書き出せないのでカントリーマアムを一つ食べる。

1年の頃は咀嚼音で先輩にバレるとまずいので口の中で溶かしていた。

しかし今は2枚いっぺんに周りを気にせず食べる。

 

肝心の味は、1年の時の方がおいしく感じた。

自由を得ることで失うものもあるのだ。

 

こんなことを書いていると肘でコップを倒してしまった。

こういう時丸井は何故倒したのかと考えて対処が遅れるタイプだったがDLに入って変わってきた。

判断も対処も早い仲間たちの影響でもたもたしなくなったが周りに比べるとまだまだだ。

だが本質を見極めれば悩まなくなることを教わった。

 

筆が乗ってきた。

ジョージの一件にも触れる。

タバコを吸って部のピンチを招いたジョージを狩野はかばった。

規則を盾にして考えることを放棄するなと皆を説き伏せた。

 

鬼頭に対してもそうだがDLの仲間たちからは問題を起こした人に対する敬意すら感じる。

ここは丸井はまだついていけていないが、ついていけているふりをしている。

 

ここまでで野球について書いていない自分に丸井は驚く。

一体DLに何をしに来たのか?

その問いの答えは明日出るのだろうか・・

 

丸井は監督に言われて始めたSNSはアカウントを削除することにした。

幸せは閉じておいた方がおいしくなるから。

 

飛田が消灯だと言いに来た。

 

〇感想

 

野球のことが全然出てこなかったのは

日中野球を忘れてはしゃいだことが影響したのかも。

 

罪を犯した人への敬意か。

確かに言われてみればそう。

これは人としての道徳的なものというより人の本質にフォーカスした考えなのかも。

「お前らそんなにキレイんけ?」

この言葉がストレートに表しています。

自分を振り返ってみても人を卑怯者と心の中でののしることはあるけれど

ここまでの人生でずいぶん卑怯なふるまいをして人を傷つけてきました。

人の本質とは?

物事の本質とは?

見極めるのはとても難しいですが考えることは止めないようにしたいと思います。