大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは7-9

8回裏花忠社の攻撃。

 

都築の1塁への送球がややそれた!

タイミング的にもギリギリだ。

1塁の藁が目いっぱい手を伸ばす!

先にホームを踏んだ砂金が1塁へ向かって何か叫んでいる。

 

藁のグローブはボールに届かない!

ボールは転々と転がる。

バックアップが入っていたのでランナーは1塁どまり。

 

花忠社ベンチは盛り上がり、DLベンチは頭を抱える。

 

7-10 ツーアウト1塁となった。

 

砂金は更に追加点を!と檄を飛ばすが

次の打者はあっという間に三振してチェンジ。

 

最終回を前にして監督の話。

監督は野球部が甲子園に行くたびに強制的に応援に駆り出されることが嫌だったと言い出した。

今年は結婚20年の節目なので妻と沖縄旅行に行く予定。

正直負けて欲しいと言うのだ。

 

観客席から応援するのとグラウンドに立つのとでは全然違うと狩野が言うと

自分のどてっ腹が全国放送に乗るのは恥ずかしいと監督が返す。

 

そんな監督は放っておいて狩野が皆に向かって話し始める。

 

9回表に3点返すことは

九九を全部早口で言うより

コウモリを素手で捕まえるより

片思いの子にチョコをもらうより

簡単だろうと言う。

 

3点取るのなんて、最短3球。

大切なのは今に集中すること。

チームでずっと追い求めてきた楽しさの答えは手の届くところまで来ている。

全員で取りに行くぞと締めるとチームは一丸となった。

 

監督は一人お茶をすする。

 

〇感想

 

くぅ~藁、届かなかったか。

取れてれば藁もファインプレーだし都築も賞賛に値するプレーとなるところでした。

後続をきっちり三振に仕留めてくれたのは流石檜でした。

 

狩野も言っていましたが

ボールをキャッチできなかった藁がいつも通りの顔でつば風船を飛ばしていたのが面白かった。

どんな場面でも全く力まないメンタルはホントにすごい。

9回表では2人目で打順が回ってきます。

平常心男に期待が高まります。

 

DLは9回の表で3点とらなくてはいけなくなりました。

先頭バッターの南が高校生活最後になるかもしれない打席で

バケモノ復活となるのか、楽しみです。