哲雄が犯人の番号を答えることを拒否したら 

電話の男は遠隔で発火装置を作動させて家に火をつけた!

 

哲雄の家の床下から煙が立ち上り始める。

明は怖くて歌仙にしがみつく。

 

哲雄が床板点検口を開けると火が噴き出してきた!

哲雄は歌仙に消火器を持ってくるように指示を出し

自分は携帯で消防に電話する。

 

この家には赤外線センサー(人感センサー)が張り巡らされている。

誰かが床下に入ればわかるはずだが・・

 

しかし熱を感知するセンサーなので厚着をするなどすると反応しないことがあるのだ。

 

哲雄は消火器で対処するが数カ所から発火しており最早手遅れ。

明を連れて逃げようとするが明の姿が見当たらない!

 

風呂場など明が逃げ込みそうなところを探すもいない!

 

哲雄と歌仙は2階の明の部屋へ急ぐ!

 

しかしどもにもいない!

煙が上がってきて視界が悪くなってきた。

 

明が一人で外に逃げた可能性もあるが・・

 

火が階段を伝って上がってきた。

逃げるには窓からしかない。

 

明が中にいる可能性がある以上逃げるわけにはいかない。

 

地震があった時に明はいつもベッドに下に逃げ込んでいたのを思い出した。

哲雄がベッドの下を覗き込むと・・

明がうずくまっていた!

 

哲雄が明を引っ張り出して歌仙が抱きしめる。

 

時間がないから哲雄が明を抱きかかえて窓からジャンプ!

 

足腰に激痛が走ったが何とか着地。

 

次は歌仙。

飛び降りる際に足が窓枠に引っかかってしまい頭から落下!

 

下にいる哲雄ががっしりと歌仙をキャッチ!

3人とも無事に、燃える我が家から脱出成功!

 

消防が到着して火は消えたが・・

哲雄と歌仙は思い出がたくさん詰まった我が家の無残な姿に涙するのだった。

 

〇感想

 

読者としてもこの家は思い出が沢山あります。

零花が哲雄にすしざんまいを披露したり

延人の肉を分解した土を庭に埋めたり

それを探しに来た恭一に下剤飲ませたり

巻き添えで下痢した哲雄が庭でしゃがんでいるところを零花に見られたり・・

 

家は半焼だから保険はあまりおりないかも?

だけど哲雄にはお金はたくさんあるから大丈夫。

セキュリティの高いマンションに引っ越した方が今後のことを考えると安心でしょう、

 

それにしても家に火をつけたのは誰かな・・

赤外線のことを熟知しているところや

複数の発火装置が正確に作動しているところなどから

プロがからんでいるように思えます。

やっぱり志野や窪の組織でしょうか。

 

火をつけたのが志野一味なら哲雄を陥れたのは

また別にいるということになります。

新たな組織が動いているのかも。

志野と対抗する組織?