恭一と零花は不動産屋に頼んで以前零花が住んでいた部屋を見せてもらう。

延人が消えた朝、零花は両親が散らかった部屋にいたことを思い出す。

あの日父親が延人を殺していたとは・・

　

そして恭一が哲雄を吊るした倉庫、

恭一が罪を擦り付けられた現場となったマンションを2人は訪れる。

　

零花は

母親がマンションの屋上から恭一の部屋に侵入したことを想像すると

あの優しい母親がそんなことが出来たとは信じられない気持ちだ。

すべては娘である自分を守るためだった。

　

恭一が　延人殺しは哲雄夫婦の仕業　と断定したきっかけになった

蹴破りの戸の上部についた傷を零花が確認する。

確かにフック状の何かをかけた跡だが

今となっては何の証拠にもならない。

　

恭一は現場を訪れて当時の状況を克明に思い出し、零花に話した。

　

零花は恭一と別れ、自分の部屋に帰る。

ベッドに横たわり哲雄がしたことを考えると、

それは自分が知っている父親ではなかった。

バレたら死んでいたとはいえ、家族のためにそこまでやれる人なのだ。

それを思うと涙が溢れる。

　

警察の調書に残っている村での出来事。

哲雄が仕掛けた窪を仕留めるためのトラップは

一般人のレベルではない。

　

窪が姿をくらます前に哲雄に発した

「またな」

という言葉も哲雄に対する復讐を予告するものだと思っていたが

もっと違う意味のような気がしてくる。

心が通い合った者同士のような・・

　

零花が直接哲雄に話を聞こうと電話を取り出した時、

戸島から着信！

哲雄が窪から連絡を受けて姿を消したことを聞かされる。

　

零花に戦慄が走った。

父親は窪を殺そうとしている・・

そう思った瞬間に零花は部屋を飛び出していた。

お父さんを止めなければ！

　

恭一が泊っているホテルに向かい、事情を話して同行してもらう。

　

警察は哲雄の足取りを追うのと同時に

哲雄のポケットに封筒を入れた人物を探している。

　

防犯カメラの映像から哲雄がトイレに入る前には封筒はなかった。

哲雄と同じタイミングでトイレに入った、疑わしい人物が一人浮上した。

見るからに半グレっぽい体格のいい男だ。

この男の車は防犯カメラの映像で車種を確認できた。

Nシステムでナンバーを割り出して追跡開始！

　

〇感想

　

恭一のフル参戦が決まりました。

お店は大丈夫かなという心配はありますが、やっぱり心強い！

この戦いを通じて零花と恭一に特別な感情がもしかしたら生まれるかも？

という期待も生まれます。

　

警察と哲雄の中では志野と窪を追う話になっていますが

まだどちらも姿を確認していません。

哲雄の家に火をつけたのはいったい誰なのか？

志野風ではありましたが志野ではありませんでした。

その辺が今回カメラに映った半グレを捕まえることができれば明らかになるかもしれません。

　

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