屋内練習場で檜がジョージに向かって投げる。

ジョージは速球に全部差し込まれてしまう。

 

檜は始動が遅いからトップが浅くなり刺されるのだとアドバイス。

始動を早くすれば球を長く見ることができ、速球も線で見えるようになる。

 

このアドバイスでジョージは一発で始動を修正。

強い当たりを放つ。

檜もベストだと褒める。

 

練習を終えて檜はジョージにスポドリを買ってやり、そのまま立ち去ろうとする。

ジョージは釣り(内面を探り)に来たのではないのかと呼び止める。

 

ジョージは檜に他の3年生たちと一線引いている理由を尋ねる。

 

檜は一線引いているつもりはないが自分の時間を大切にしているだけだと返答。

 

ジョージは自分の内面を覗こうとしない檜のことが気になっている様子。

 

檜はジョージには全く興味がないと話す。

みんながジョージのことを心配するのは鬼頭のことを引きずっているからだろうと。

檜は鬼頭のことをクズと呼び、罰を受けて当然だと言う。

 

ジョージは檜が一人だけ毛色が違い、甲子園にモヒカンで出場した檜にあこがれてDLに入ったと話す。

 

しかしジョージはここで豹変する。

ジョージは檜が狩野に言われて自分の様子を見に来たことを見抜いていた。

空き缶を踏みつぶし、檜を狩野の犬呼ばわりする。

 

ひねくれた物言いを続けるジョージに対し檜はほとんどビョーキだと言う。

 

何か問題を起こして再び甲子園に出られなくするようなことをにおわすジョージに対し檜は

「その匂いがした時点で摘む」

と睨みつける。

 

ジョージは自分はあくまでも自分は健全だと言い、

「連れて行ってくださいね。甲子園。」

と言い残して帰って行った。

 

〇感想

 

冒頭の練習はなかなか凄かった。

檜のわかりやすい、ツボを押さえた説明も良かったけど

一発でやってみせたジョージはやはり天才です。

檜との相性がいいかどうかはわかりませんが

これを機にピッチングも教わってピッチャーとしても本格的に活躍してくれたら面白い。

 

ジョージは自分は健全だと言うけど、ひねくれ具合が確かにビョーキのレベルです。

家庭環境に問題がないとしたらここまでの人生に何があったのか。

友達がいじめられているのを助けられなかったとか?

そういったつらい過去が何かしらあるような気はします。