鬼頭が豊中にいる弟(花忠社)に会いに行った。

2年間家族に連絡していなかったが、両親より先に弟に謝りに行ったのだ。

 

弟は先に親に謝るべきなのではというが、鬼頭は両親には謝る気はないと言う。

 

弟はなぜあんな事件を起こしたのかと聞く。

 

鬼頭は父親の期待が重荷だったと話す。

素質に恵まれた弟に追い越されたこともプレッシャーになった。

夢だったDLでの野球生活もベンチ入りすら出来ないのではという不安から野球をすることが嫌になり

野球をやめるために七輪の中に手を突っ込んで自動車暴走事件を起こした、

死ぬつもりだったが死ねなかった。

なぜ死にたくないと思ったのか2年間考えていたと言う。

 

父親は確かにイカれていたが根本的な理由はそこじゃない。

自分のために生きていない自分が憎くて仕方がなかった。

全部をリセットしてやり直したいという自分の気持ちに気づいた。

 

連絡先を知っている両親は2年間会いに来ることはなかったが

花本と門松は調べて会いに来てくれた。

そして一緒にゲームをしようと言ってくれ、狩野は手紙でキャッチボールしようと言ってくれた。

 

これから一歩を踏み出してみようと思うと言う鬼頭に弟は何をするのかと尋ねる。

鬼頭は

DLの連中を世間に売る

と答えて帰って行った。

 

〇感想

 

ん?何だ?世間に売るって。

話の流れからDLの不利益になることではなさそうだけど。

わかりにくい言い方するのは良くないと思う。

弟が不安になるから。

売るって言い方はいいイメージはないけどこの場合は宣伝するとかそういう意味かな。

特に宣伝は必要ないと思うけど・・

プロ入りや就職のサポートをするとか そういうことかも。