大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは2-5

7回表DLの攻撃中。

 

ノーアウト満塁でバッターは鷲中。

 

2-2から糸巻は渾身のシンカーを投げ込む!

鷲中のバットから逃げるようにボールが曲がっていく。

 

届かない!

そう見えたが鷲中は右手一本でバットの先に当てて打ち返した!

打球はピッチャー右方向へ!

 

抜ける!と思われたが糸巻は驚異の反応を見せてキャッチ!

飛び出していた3塁の丸井は戻れずにまさかのダブルプレー!

 

ベンチに戻った丸井はみんなに謝るが、狩野は相手を讃えろと言う。

 

次の門松はセンター方向へ大きな当たり!

DLの選手たちは期待を込めてボールの行方を見守る。

 

しかしボールを追うセンター砂金の足が止まり、キャッチ。

3アウト・・

 

DL、ノーアウト満塁のチャンスで無得点となってしまった。

 

しかし落ち込んではいられない。

切り替えてDLナインは守備につく。

 

7回裏のマウンドに向かうのは不二井。

狩野はリップ塗ったか?と声をかける。

 

リップはばっちりだが髭がだいぶ伸びている。

朝しっかり剃ったが伸びるのが早い!

 

不二井が落ち着いて投げられるように

打たれようが打たれまいが・・

と狩野が言いかけると不二井が

宇宙全体で考えたら些細な出来事

と続けた。

 

メンタルとは気持ちの強さではなく考え方なのだと狩野から学んだと話す不二井。

狩野に闘魂注入を頼む。

 

狩野はフルスウィングでビンタ!

不二井が吹っ飛んだ!

 

狩野は不二井を起こしながら今までの自分を信じるのではなく

10年後の自分を信じろと話す。

 

〇感想

 

ノーアウト満塁で無得点・・・

3点を追う展開で悪夢のような7回表となってしまいました。

何と言っても糸巻の超絶ファインプレー!

ピッチャーライナーでよくあるグローブの中にボールが入ってくれたというものではなく

背中側から手を回してのノールックキャッチでした。

糸巻の執念を感じました。

最高の快感だったことでしょう。

 

DLに傾きかけた流れは完全に花忠社に行ってしまいました。

7回裏で花忠社に追加点を許すとゲームが決まってしまいそうです。

注目の不二井のピッチングです。

 

余談ですが

前回の次回予告で抜けたとなっていましたが鷲中の打球は抜けませんでした。

何か他のものが抜けたのかと思い何度も読み返しましたが分かりませんでした。

度肝を抜かれたということなのかな。