DL学園対日難学園の決勝戦!
DL 6-1 日難
7回裏 日難の攻撃
内野ゴロを花本が捕って1塁へ送球、アウト。
2アウト2塁となった。
檜は次の回で交代することは決まっている。
あと1アウトで檜の甲子園が終わる。
ベンチでは丸井が投げ終えたボブにどんな気持ちか聞いている。
ボブは今はアドレナリンのせいで実感がわかないが檜は寂しいのではないかと答える。
檜が打たれて2塁ランナーが帰ってきた。
これで6-2
さらに次の打者に当ててしまってツーアウト1,2塁となった。
狩野がタイムをとって檜の元へ向かう。
サード南も行こうとするが花本が止める。
二人で話をさせようと言う配慮だ。
狩野は檜が毛利と対戦したくてわざとランナーをためているのかと疑いをかける。
檜はあほかと返す。
狩野は超満員のスタンドを見渡して、面識のない高校生の野球を見に来るなんてみんな暇だなとつぶやく。
去年は勝つことにいっぱいいっぱいだったが今年は周りを見る余裕がある。
グラウンドからのこの景色は今後どれだけ金を積もうとも見ることはできない。
イーロンマスクでも。
そう言って二人は笑った。
檜は選手の名前が書いてあるスコアボードをじっと見る。
そして共に戦ってきた仲間たちを見渡す。
ネクストバッターズサークルの毛利と目が合った。
檜はこみあげてくるものをこらえるように唇をかむ。
まだ後ろに立っている狩野を見るとニヤリと笑っている。
目に涙をためた檜は気まずそうに顔をしかめる。
檜は袖で涙をぬぐい行こかと言った。
〇感想
なにかと強がりが多い檜ですが自分の高校野球の終わりを目前にして涙していました。
制球が乱れていたのも心の揺らぎが影響していたのでしょう。
目にいっぱい溜めた涙は野球への、そして仲間たちへの思いでした。
この流れだと次の打者も塁に出そうです。
そして満塁で毛利。
この試合の大きな山場となります。
最高の勝負を見せてくれるでしょう。
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