檜は京都市にある実家近くの公園で一人で練習をしている。

そこに丸井が来た。

監督に背中を押されて会いに来たと言う。

 

2人はキャッチボールをしながら話し始める。

 

檜のお父さんもDL出身。

DL時代にはある伝説を作ったらしいがその内容は丸井も檜も知らないようだ。

 

檜の降りると言う言葉の意味を丸井が訊ねる。

 

檜は別にDLをやめると言う意味ではなく、一旦冷静になりたくて実家に帰っただけだと言う。

 

檜もあの時は感情的になったが狩野の言うことには人間としての奥行きを感じたと話す。

自分の考えの浅さに吐きそうになったと。

 

しかし今後事態が最悪な方向に進んだ時狩野に全ての責任が覆いかぶさる。

檜はそれを案じているのだと言う。

 

狩野は自分が思っている以上にDL野球部にとって大きな存在になりすぎた。

狩野の巨大化を止めるには自分たち小人が大きくなるしかないと檜は言う。

 

丸井は檜に礼を言って帰って行った。

 

家に戻った檜は気になっていた伝説の内容について父親に訊ねる。

 

3年夏の大阪大会決勝前夜に寮を抜け出してファンのOLと飲み明かし、

翌日二日酔いでノーヒットノーランを達成したのだと言う。

そしてその時のOLがお母さん・・

 

父親は罪を犯して初めて手にする倫理もあると話す。

 

〇感想

 

いい話だけど、これから野球部はいつ秘密がバレるかとひやひやしながらを甲子園に向かって進んでいくことになります。

悪い奴に写真とか撮られていたら監督が強請られるかもしれない。

3年生の誰かがポロッと他人にしゃべっちゃうかもしれないし。

何もないことを祈るばかりです。

次回は監督の見解が聞けるでしょうか。