7年前日本を逃れた志野と窪は
窪の元傭兵仲間・サウードを頼ってイラクへ向かった。
2人の手下を連れて。
サウードは村の事件をネットニュースで知っていたが快く迎え入れてくれた。
サウードは傭兵の仕事を引退してからは息子と共に警護の仕事をしている。
志野はもう日本には未練はなく、イラクで再び大きな仕事をするつもり。
窪と一緒なら出来ると考えている。
1年たった。
志野はアラビア語をおぼえ、この国にもなじんできたが
手下の二人が全然ダメ。
言葉がわからないので仕事にも支障をきたしている。
なぜ努力をしないのか問いただしてみたところ、
2人は案の定日本に帰りたいと言い出した。
しかしそれは許されない。
日本に戻れば必ず警察につかまり、全部話してしまうにきまっている。
志野は2人に嫁を与えれば言葉をおぼえてホームシックもおさまると考えてサウードに相談するが
サウードはこの国に馴染もうとしない者に女は紹介できないと話す。
ある日近くの女学校がテロリストに襲われて多数の生徒が拉致された。
志野は女生徒を救い出してその中から手下二人の嫁を見繕おうと考える。
すぐに仲間を集め、最高装備で向かう。
しかしこれが大きな間違いだった。
いつも志野は自分が表に立たず仲間に計画を実行させていたのに
自分が主人公になるプランを立ててしまったのだ・・
〇感想
今回から志野・窪 と 哲雄・小沢の戦いが始まるかと思いましたが
身を隠していた7年間の物語の始まりでした。
確かにこれも気になるところ。
意外だったのは志野は日本での仕事にやり切った感を持っていたこと。
確かに間野会は崩壊したけれど日本社会の秩序を壊したとは言えないので・・
日本には戻れないのでそう思うようにしていたのかもしれませんが。
イラクで再び一旗揚げようともくろむ志野ですが
2人の手下が足手まといになってしまいました。
そもそも何で連れて行ったのか疑問です。
着いてすぐに帰りたいと呟いていたことから
志野が強引に連れて行ったようです。
大きな仕事をするには人数が必要だと考えたのでしょうか。
志野が考えた女生徒救出作戦がどんな展開になるのか楽しみです。
志野の顔が変わってしまっていることに関係あるかもしれません。
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