毒が回って足がしびれている志野はふらふらしながら斜面を転がり落ちた哲雄を探す。
すると下の平らなところに気を失っている哲雄を見つける。
志野がニヤリとした瞬間哲雄が目を覚ました!
ふらふらと歩き出した哲雄を志野が背後から撃つが距離があるため当たらず。
肩付近を撃たれていた哲雄だが骨に異常はなさそう。
ただ出血が酷く、どこかで止血をしなくてはならない。
零花の到着が待たれる。
追ってくる志野の残りの弾数を推理する哲雄。
しっかり銃を握っているので0ではなさそうだが
無駄撃ちをしてこないということは多くはないはず。
とはいえ哲雄も出血がある以上時間がない。
哲雄は一旦志野をまいて、ある仕掛けをする。
しばらくして志野は哲雄を見つけた。
木の根元にもたれかかっている。
もう諦めたと言うが、志野は警戒する。
哲雄に飛び道具はないと判断した志野は左手でも確実に仕留められるよう距離を縮める。
志野が銃を構えたまま近づき立ち止まった瞬間、哲雄の上方でスマホが光った!
タイマーで仕掛けておいたのだ!
志野の目がくらんだのを見て哲雄が志野の銃を取り上げようとつかみかかる。
しかし哲雄は肉弾戦になると極端に弱い。
肘鉄を顎に喰らってあっという間にノックアウト。
志野は俺の勝ちだと言って笑う。
〇感想
哲雄の「間に合った」がカッコよかった。
志野の到着時間を予想し、じわりじわりと距離をつめて
引き金を引くその瞬間にドンピシャでタイマーをあわせました。
そこまでは良かったけど・・
銃を奪い取るための方法をもう少し考えてほしかった。
太めの木の枝で銃を持っている手を叩くとか、細めの木の枝でどこかを刺すとか・・
いや、哲雄のことだから殴られて倒れるところも筋書き通りの可能性がある。
取っ組み合いで志野に勝てるとは思っていないだろうから。
果たして逆転の一手は隠されているのか。
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