大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは2-9

8回表DLの攻撃。

 

ワンナウト満塁、ノーボールツーストライクで

打席には狩野笑太郎。

 

ここで笑太郎の子ども時代の回想シーン

 

小学校の高学年くらいか。

笑太郎は夜の公園で母親にバドミントンのシャトルを投げてもらってバッティング練習をしている。

昨日より飛ばさないと気が済まないと言ってなかなか終わらない。

 

9時を回ったので母が帰ろうとすると笑太郎は一生のお願いだからと言って練習の継続を頼み込む。

これが毎日のことだった・・・

 

そして現在。

狩野は見逃せばボールになるような高めの速球をジャストミート!

いい角度で上がったボールは砂金の頭上を通過してバックスクリーンに突き刺さった!

 

打たれた糸巻は悔しがる様子もなくただ目をつぶっている。

 

狩野はバットをくるりと一回転させてキャッチ。

最長新記録とつぶやいてバットを持ったままベースを回り始める。

 

球場全体が大きな歓声に包まれる。

 

狩野ならこの状況を何とかしてくれると話していた丸井は得意げに叫ぶ。

仲間たちは何でお前が得意げなんだといった表情で丸井を見る。

 

さくらと狩野姉は見ていなかったのか、なんかホームランっぽい感じ?と、状況がよくわかっていない。

 

バットを持ったままベースを回る息子を見ながら母はボールを遠くまで飛ばすことのなにがそんなにうれしいのかと、子供の頃を思い出しながら呟くのだった・・

 

〇感想

 

やっぱり・・・

というか糸巻はなぜ高めに投げた?

低めに投げようとしたのがすっぽ抜けてしまったのかも知れませんが。

それか高めを振らせようとしたが少しだけ低く行ってしまったのか。

でもやっぱり!

一発で仕留めた狩野が凄い!!

ヘルメットが落ちるほどのフルスウィング、大きなフォロースルーでバックスクリーンまで運びました。

砂金が前を向いたまま一歩も動かなかったのが印象的でした。

 

これで3点差。

一気に勝負が分からなくなりました。

まだ1アウトだし次の打者は好調飛田だし

糸巻もだいぶ疲れてきているだろうしグランドスラム打たれて気落ちしているだろうし

この回更なる追加点もあるかもしれない・・