大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは7-9

8回裏花忠社の攻撃。

 

5点取って2点差まで追い上げた後の守備。

流れを渡さないためにもこの回は0点に抑えたい。

 

ピッチャー檜でキャッチャーは狩野。

ようやくこの形になった。

 

檜の投球練習を見て先頭打者の雨谷がスローボーラーの後だけに150キロが160キロに見えそうだと砂金に話す。

 

砂金はDLが甲子園に行くことになれば今ある高校野球が転覆すると、謎の言葉を吐く。

デッドボールでもいいから塁に出ろと言って雨谷を送り出す。

 

守備練習を終えて狩野が檜の元へ行く。

しかし毎日顔を合わせているので話題も特にない。

 

鷲中が納豆を食べられるようになったこと、

門松は小をするとき座ってするようになったこと

都築はずっと座ってしていたことなどどうでもいい会話をして狩野はポジションに戻ろうとする。

 

檜が思い出したように満塁弾を打ってもそこまでの喜びようでなかったことが気になったと言う。

 

まだ追いついていないからだと返す狩野。

余計なことを考えるなと言って位置についた。

 

絶対出塁しろと命を受けて打席に立った雨谷だったが檜の速球にかすりもせずに三振した。

 

打席についた砂金に対し狩野は鼻栓を作ってきたと言って差し出す。

しかし砂金はそれでは長すぎると言って受け取らない。

 

砂金にDLの監督はお飾りかと聞かれて狩野は名コーチだと答える。

 

お前らはどこに向かっているのかと更に問いかけてくる砂金を

忙しいから早く始めるぞと言って狩野が遮る。

 

檜の砂金に対する初球。

狩野の要求は内角ひざ元への変化球(多分)。

要求通りの球が来て狩野はニヤリ。

その球を砂金は打ち返した!

レフト方向へ大きな打球だ!

 

〇感想

 

ホームラン性の当たりですが恐らく切れるでしょう。

砂金のバッティングを知り尽くしている狩野の要求通りの球だったし

打球方向を見ている狩野の口元が余裕の笑みを浮かべています。

WBCでは同じようなコースを吉田はスタンドへ運びましたが砂金はまだそこまでの技術はないということでしょう。

 

注目の檜対砂金の対決。

カウントノーボールワンストライクとなればバッテリー有利に勝負ができますがこの後の配球が楽しみです。

 

砂金の言葉

花忠社がDLに負けたら(DLが甲子園に行ったら)今ある高校野球が転覆する

の意味が分かるようなわからないような・・・

勝ち負け至上主義でない野球の面白さに皆が気づいてしまう

という意味でしょうか。

何故砂金がそれを危惧するのか。

それほど悪いことでもないような気もしますし

野球は勝ってこそ面白いという本質は変わらないと思います。