7年前の村。

皆川ヲハと東明砂は山の中を村の女性たちと逃げながら燃え盛る我が家を見ていた。

ヲハはこの景色、親を殺された無念は生涯忘れないという。

 

鳥栖キエはそんな2人を抱きしめ、

村の男たちが悪魔を消し去るからお前たちはその感謝を次の子供たちにつなげていけと諭す。

 

しかし窪は生き延び国外へ逃亡した。

ヲハと明砂は出稼ぎに出ると嘘をつき、連続殺人に手を染めた。

 

キエは零花に2人の目的は窪をおびき出すことで、

窪が出てくるまでは元構成員を殺し続けるだろうと話す。

 

零花は2人が哲雄を罠にはめた理由を考える。

それは恐らく哲雄を再び事件に関わらせること。

 

そして哲雄と小沢にも窪を殺すという目的があり、

それはヲハ・明砂と共通する。

 

零花はキエに父は2人と手を組もうとしているのだろうと話す。

 

村の女性が小沢に2人と連絡を取り次いでしまったので

哲雄と小沢はすでに2人と共にいるだろうとキエは言う。

 

そしてヲハと明砂を止めるように零花に頼む。

警察としてではなく個人として動いてくれるなら情報や教団員を提供するという。

内々で捕まえてくれたら自分たちで相応の罰を与えると。

 

零花は犯罪者は法で裁くと言って断る。

 

キエは気が変わったら連絡してと言ってメモを渡す。

 

帰りの車の中で零花は情報を戸島と共有するかどうか迷う。

 

恭一にこのまま家まで送ると言った零花は涙が止まらなくなる。

父と家族を守るために刑事になったはずなのに

自分が何をやっているか分からなくなってしまったからだ。

 

その二日後、哲雄は手を縛られ、布を頭から被せられて海岸に放置されていた。

 

〇感想

 

最後のページは衝撃でした。

なぜ建物の中ではなく屋外に放置されていたのか。

こんな事をしたのは恐らくヲハと明砂でしょうけど・・

小沢は一緒じゃないのかな。

いや・・

ヲハと明砂の指示で小沢が哲雄を縛ったのかも。

そのうえで哲雄に接触しようとしてる?