前回のあらすじ
狩野はインハイのボールをしっかり踏み込んで特大ファールを放つ。
頭にデッドボールをウケたことによる恐怖を克服したかに見えたがまだ球が鉛玉に見えるときがある。
8回に門松が3ランを放ってついに逆転。
ここまで豪快な野球を見せてきた理辨だが
ここからは違った野球をしていこうと外野の鶴門と植木は話す。
321話あらすじ
DL 10-8 理辨
8回裏理辨の攻撃。
打席には1年・熊谷弟。
大型のバッターだ。
ピッチャー檜にキャッチャーの狩野はストレートも変化球もキレているから
さっさと理辨の息の根を止めて選抜の切符を手にしようと声をかける。
熊谷弟は大きく構えて長打狙いの様子。
熊谷は足が遅いので花本はセカンド都築に深く守るように指示。
檜は自信満々に内角直球。
熊谷はこれを意表を突いたセーフティ!
深く守っていた都築の前に転がす。
これは間に合わずセーフ。
ノーアウト1塁となった。
こんな小技を聞かせてくるなんて和歌山大会5試合のデータにはなかったと丸井がぼやく。
正義監督は5試合など少なすぎてデータにならないだろうと笑う。
理辨のベンチではここから畳みかけるぞと盛り上がる。
そして注目の熊谷兄。
2点を追いかける場面でバントの構え。
狩野は1球外で様子を見るようにサインを出す。
檜が投げると同時に熊谷弟がスタート。
兄は動かない。
単独スチールとは舐められたものだと狩野が身構える。
しかし次の瞬間!
熊谷兄は外角ボール球に飛びついて1塁線へバントしてきた!
〇感想
かき回され始めたDL。
こんな場面は楠が得意でしたが新メンバーはどう対処するでしょうか。
動揺する選手たちを正義監督がうまく落ち着かせることができれば
選手たちからの信頼も厚くなるでしょう。
それをしてくれそうな雰囲気はあります。
–