前回のあらすじ

 

狩野に理辨の鶴門の言葉が刺さった。

こんな試合は楽しめない。

 

 

自分が答えを出すから死んでも回せとメンバーにハッパをかけた。

DLベンチに活気が戻った。

天宝がツーベースを放ち、檜三振の後打席に向かうのは9番飛田。

飛田は檜に自分が生きるか洗濯をかけようと持ち掛ける。

 

325話あらすじ

 

試合中は楽しむのが正解なのか必死にやるのが正解なのか。

そんなことを考えるのが嫌になった狩野はトイレの鏡を見ながら顔に

無情

の文字を書く。

正解は常に動いていると自分に言い聞かせるためだ。

ただ、鏡を見ながら書いたので左右が反転してしまっている。

 

左打者の飛田は内角の球をひっかけた!

セカンド鶴門が飛びついてファーストへ。

飛田必死のヘッドスライディングでギリギリセーフ!

 

天宝は3塁へ進み1アウト1,3塁。

次の打者は花本。

 

ここでピッチャー交代。

長身のいいピッチャーだ。

 

ネクストバッターズサークルでの狩野と花本。

狩野は今日好きな子が見に来ていると話す。

しかも今日誕生日。

花本はいいとこみせなあかなかんなと言いながら打席へ向かう。

 

花本の打球はショートゴロ。

セカンドはアウト。

ダブルなら試合終了だ。

しかしそこは俊足花本。

間一髪でセーフ!

 

その間に天宝がホームを踏んで1点差。

 

1塁の花本は全力で走るから長打を頼むと狩野に声をかける。

 

狩野はゆっくり歩いて返してやると返した。

 

〇感想

 

最後の狩野、いい顔してました。

バットをすらりと抜く姿がかっこいい。

集中している目、表情と左右反転無情の対比が狩野の本気度をより表しています。

思いをサクラに届けるためにも打ってくれるでしょう!

 

檜と洗濯をかけた飛田、必死のパッチで出塁しました。

泥臭くも熱いヘッドスライディングでした。

輝いています。

檜の「くそっ」も良かった。