決勝前日。

予報通りの雨、しかも大雨。台風が近づいているらしい。

 

監督手製のてるてる坊主が研志堂の軒下に吊るされているがさすがに効かない。

 

ボブと不二井がてるてる坊主を見ながら話す。

 

不二井のてるてる坊主だけ青い髭が描いてある。

自覚がないのか、本人は不満げだ。

 

ボブは丸井に決勝で投げたいと申し出たと言うが

不二井はためらっている。

投げたいとは思っているのだが

やはり120キロの速球と変化球はカーブのみという自分の実力を考えるとためらってしまうらしい。

 

ボブはそんなの関係ないから希望は伝えろと話す。

 

花忠社ではベンチで一人雨粒を数えている砂金に鬼頭弟が話しかける。

 

兄の件で進展があったことは砂金のおかげだと、鬼頭は礼を言う。

 

続けて鬼頭はDLを蹴って花忠社に来たことに後悔はないのかと聞く。

あの才能溢れるメンバーたちと野球をしたかったのではないかと。

 

砂金は強い奴と戦えるからいいのだと言う。

ただ、鬼頭兄の事件だけでなく、癖の強い連中と衝突しながら様々な苦労を乗り越える経験はしたかったと話す。

例え明日の決勝に勝ったとしても人間としての成長は勝てないと言うのだ。

 

鬼頭にとって砂金は優しさと強さは比例していると学ばせてもらった恩人。

その人から弱気な言葉は聞きたくなかったと語気を強める。

そんな弱さは家族である自分でなく友達のDLメンバーにぶつけてくれと言って立ち去った。

 

砂金は愛弟子の成長ぶりがうれしそう。

 

〇感想

 

台風接近中か。

延期は前日である現時点で確定しているのかも。

なら決勝は台風一過のいい天気でやれそう。

試合も応援も盛り上がる!

 

このかんじだと決勝で不二井が投げる流れになる?

今丸井も狩野も楽しさをテーマにしているので

相手の意表を突く感じで不二井投入の可能性はないことはない気がします。

楽しみにしておきましょう。

WBCでも球速の遅いピッチャーを日本代表が打ちあぐねている場面があったのをおぼえています。

 

鬼頭弟もメンタル的に成長したようですし

決勝戦では活躍が見られそうです。