大阪大会決勝 DL 対 花忠社

ブルペンで狩野が不二井の球を受けている。

 

今日は調子が良く、ストレートが走っている。

それでも球速は100キロそこそこ・・

不二井、今日はイケそうな気がするらしい。

 

不二井は狩野が言った、甲子園に興味なし の意味を聞いみる。

敢えて逆説風に言うことで皆に自分はどうしたいかを考えさせるためなのかと不二井は解釈したと言う。

 

狩野は

そんな意味はなく、そのままの意味だと返す。

甲子園よりもまず気持ちのいい今日にしたいだけだと。

 

不二井は続けて

入寮日のご飯会の時に狩野が、このメンバーで春夏連覇すると言ったことについて聞いてみる。

過去の発言を引きずることはないのかと。

 

全くないと狩野は断言。考え方が変わっただけ。

目標がハッキリしすぎるとそのために毎日を消化する感じになってそれが面白くないという。

それよりも回り道をしながら野球を楽しみたい。

針生や横羽間の連中を見ていてそう思った。

例え誰にも理解してもらえなくても自分の世界を生きることを楽しむ。

野球はそれぞれの世界を結び付けてくれるから最高なのだ。

 

不二井は狩野の本音が聞けてすっきりしたと話す。

自分も先のことは考えずに今日を成し遂げる。

 

狩野も嬉しそうだ。

 

〇感想

 

狩野の見開きでの本音トークは迫力ありました。

あれだけの内容を一気にしゃべったのは

不二井も言っていたけど、溜まっていたんだなぁと・・・

誰に何を言われようとも自分の生きたいように生きることは

しんどいことでもあるのだと改めて思いました。

しんどくても自分らしく生きようともがいているジョージのことが本当にかわいいと狩野が言ったのも印象的でした。

 

普段はあまり登場してこない不二井と狩野の本音トークのみの今回。

貴重な回でした。

一世一代の大舞台に向けて不二井の覚悟も決まった。