大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは2-9

7回裏花忠社の攻撃。

 

ノーアウト1,2塁でマウンドに檜が上がった。

 

檜は表情を変えずにいきなり全開!

150キロオーバーのストレートで9番バッターを3球三振に切って取ると

続く1番鬼頭、2番陽も同じく3球三振!

球場の雰囲気が一変した。

 

ベンチに戻った鬼頭は雨谷に感想を求められると

オーバースローなのに下から球が出てくる感じだと答える。

DL相手に7点差はないも同然だからこの回をしっかり締めてリズムを作ることが大事だと言う。

砂金も警戒している表情。

 

一方DLベンチでは阿比留と丸井が口論している。

 

狩野を排除するなど意味が分からないと丸井が怒っているのだ。

 

不二井のピッチングは決して悪くなかったし4点取られて降板しただけ。

3点取られて降板した阿比留と変わらない。

点差が開いて敗戦の匂いがして来たからと言って、なぜ狩野を排除するという流れになるのかと丸井は言う。

 

阿比留は

いつまでも狩野に頼っていてはいけないと苦しい言い訳。

 

8回表での7点差。

一番流れを変えてくれそうなのは狩野であることに間違いない。

ここまでチームを引っ張てくれた狩野に対して試合に出るななどとよく言えたものだと言って丸井はベンチ裏へ出て行った。

 

守備についていた選手たちとベンチにいた阿比留達の間に温度差が出てしまった。

微妙な雰囲気のベンチに喝を入れたのは藁。

仲間内でもめている場合ではない。

あと2回の攻撃でどうやって8点取るか。

それを考えるのが今やること。

狩野なら間違いなくそういうはずだと。

 

アホばっかりだと言いおいて藁はネクストバッターズサークルへ向かった。

 

後輩に言われてしまって阿比留は気まずそうな表情を浮かべる。

 

〇感想

 

檜は圧巻のピッチングを披露してくれました。

好打者の鬼頭も手も足も出ませんでした。

オーバースローで投げた球が下から出てくる感じとは?

ちょっと分かりずらいですがホップしてくる感じかな。

今永は低めに投げるフォームで高めにストレートを投げると言っていましたがそんな感じなのかも。

 

阿比留が狩野を排除したと知って丸井が怒ってしまいました。

考えてみればそれはそうです。

自分たちが必死で守っている時に何を一人で勝手なことをしてくれているのだという気になりますよね。

檜もベンチにいたわけだし

むしろ阿比留をあおった感じもあったのだから何か一言あってもよさそうとは思いました。

 

分裂しそうな空気を救ったのは藁でした。

今どう動くか。

後2回で8点取るためにはまずはこの回先頭打者(南)が出塁しなくてはなりません。

南がどんな打席を見せてくれるか楽しみです。