前回のあらすじ

 

丸井が仲間に内緒でチームのデータを相手に渡して臨んだ練習試合が始まった。

檜は丸井に言われた通り狩野のリードにしたがって投げる。

 

やはりカーブが打たれる。

狩野は配球が読まれていると感じる。

 

しかし圧倒的な実力差で3回を終わって

DL 12-3 八幡

 

4回からは丸井がキャッチャーを務め、大胆な配球で相手の4番を三振に仕留める。

打つ方も頑張ってヒットを放つ。

 

335話あらすじ

 

丸井の2塁打にDLベンチは狩野を除いてみんな大盛り上がり。

キャプテンの高校初ヒットが嬉しいのだ。

丸井も両手を上げて祝福に応える。

 

2試合目もコールドでDLの勝ち。

この試合では和喜田が高校初登板を果たし、キレのいいスライダーを披露した。

 

帰り支度の最中、丸井はチームのデータを相手に渡したことをみんなに話す。

皆が驚く中、丸井は狩野に自分のリードについてもう一度考え直してほしかったからだと理由を説明する。

 

激昂するかと思われた狩野はだが、意外に冷静に受け止める。

自分もかつて早稲多と練習試合した時に檜の根性を叩きなおすために檜を売った過去があるからだ。

むしろ丸井がしたたかになったことが嬉しいようだ。

 

帰り支度が終わり、相手チームと挨拶。

その時に相手の女子マネージャーが狩野にサインをねだる。

 

狩野はご満悦でタオルにサインをして渡すが

書いたコメントの内容がお下劣すぎて丸井が謝る。

 

その日の夜、研志堂で丸井は狩野に自分のリードノートを狩野に渡す。

もちろん本心では渡したくないがこれもチームの為。

甲子園でみんなで笑うためだ。

 

狩野は素直に受け取り礼を言う。

 

うかうかしてたら抜いてしまうぞと言う丸井に対し狩野は

自分は油断もしていないし丸井のこともナメてもいないと話す。

常に目標に向かって突っ走っているだけだと。

 

〇感想

 

相手にデータを渡したと聞いても意外と狩野が冷静でした。

勘のいい男ですから薄々感じていたのかも。

むしろ新たに出現したライバルを歓迎しているようにも見えます。

 

敵?に塩を送ってしまった形の丸井。

全力で走り続けるウサギについて行けるか。