零花は窪関連の捜査本部に加わっている同期の榎木に詰め寄って捜査の進行具合を聞き出した。
零花は恭一に電話して次の犯行予告と窪の指紋が出たことを報告。
零花は最終的に自分に逮捕されることが父親の望みなのだろうと恭一に話す、
哲雄と戸島刑事は謎解きを進める。
まず窪の現在地のヒントは本庄児玉ICのカーブのキロを確認しろ。
カーブのキロを速度と考えるのは単純すぎるし言い方に違和感がある。
制限速度の40キロ先のことなのか、制限速度標識の下に何かあるのか。
わからないので後回し。
二つ目の犯行予告の方に集中する。
「もしもし?
マチダゴシミ先生のお宅ではありませんか?」
「違うよ」
「こちらは電気屋だよ」
本のサブスクで検索すると元ネタの本(松永永の短編集)があることが分かった。
元ネタではマチダゴシミが上野一二三に
電気屋が火葬場になっている。
一二三がゴシミ(五四三)になっているので逆にして+2していると考えられる。
町田も逆にして田町。
上野も田町も山手線の駅だ。
時計回りで田町から+2進むと品川。
反時計回りに+2進むと新橋。
戸島・哲雄は品川、捜査本部は新橋の電気屋を当たるが何も進展がないまま2日過ぎた。
哲雄が閃いた。
火葬場が電気屋。
火が電気に変わっているということで・・
火力発電所!
品川には東京で唯一稼働中の火力発電所が存在する。
〇感想
この謎解き、とても奇妙です。
小沢と哲雄の自作自演であることはわかっていますが
哲雄も必死に謎解きしているようにも見えます。
謎(予告やヒント)の部分は小沢が考えていて哲雄は答えを知らないのかな。
いずれにしても自作自演だと思って読んでいるのでいまいち緊迫感がありません。
早く次の段階に進んで欲しい・・
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