研志堂で喫煙問題について話し合っている監督たちのところに天宝が駆け付けた。

ジョージの姿が見えないと言う。

 

終電はもう出た後なので遠くに入っていないはず。

監督は駅周辺を探しに車に乗り込む。

部員たちは部屋に戻る。

 

その頃狩野は深夜のコンビニでバナナを購入していた。

そして踏切の線路の上に寝転ぶジョージの横に自分も寝てバナナを食べる。

 

この踏切は入学初日に脱走した丸井を引き留めようとした場所。

寝ころんだままのジョージにもバナナを渡し、一緒に食べながら話し始める。

 

この踏切を渡るか引き返すか。

その2択の答えは10年後のお前が持っていると狩野は話す。

渡りたいなら手を振って送り出すし、戻りたいなら全力で迎えると言う。

寝ころんだままでいたいときは自分の気持ちを優先する。

 

そこに警官が通りかかり線路に寝ている二人を咎める。

 

狩野は動こうとしないジョージを引きずって警官の元へ。

 

警官はDLの狩野と気づきテンションが上がる。

DL野球部は地域の誇りだと言う。

ここは注意にとどめ、2人を帰す。

 

甲子園を楽しみにしていると狩野の背中に声をかける警官。

狩野は笑って振り返りその楽しみを100倍にして返すと言う。

 

寮まで3.5キロの道のりをなぜか狩野はジョージをおぶって帰る。

 

自分た何をしたいのか分からなくなっていると言うジョージに対し

壊れた時は人を頼れと諭す狩野。

狩野自身は人を頼るのが苦手だが。

 

狩野はジョージをおぶったままDLの門に到着。

ここから先は修羅場だから泣くなら今のうちに泣いておけと言うとジョージは

涙腺は母親の胎内に置いてきたから涙は出ないと返す。

 

我ながら面倒くさい人間だと言うジョージに対し狩野は

そこが可愛いのだと言う。

 

この時軽自動車を運転する監督とすれ違った。

 

〇感想

 

狩野の温かさがとても感じられた回でした。

まさか自分も線路に寝転ぶとは。

行動としては阿比留と全く一緒だったし

警察官の対応も人間味のあるものでした。

 

最後のジョージのセリフはめんどくさくてごめんなさいと取れました。

狩野のおんぶの理由と意味、ジョージのこころに染みたようです。

 

喫煙の件は公表するか2人追放でもみ消すかの2択でしたが

狩野のおかげでジョージも阿比留も野球を続けられる可能性が僅かながら出てきたような気がします。

次回予告はリアルガチの大修羅場ですが・・