大阪大会決勝 DL 対 花忠社
5回を終わって2-3
現在グラウンド整備中。
スタンド最前列で観戦中の鬼頭にモヒカン髭面の中年男が声をかける。
今まで会いに来なかったことを詫びるが、鬼頭は誰だかわからない様子。
男が元寮監だと告げると鬼頭は思い出した。
花屋で働いている鬼頭に菩提先生は夏の花のおすすめをたずねる。
姪に子供が生まれてそのお祝いに持っていくという。
鬼頭のおすすめは鉄線(クレマチス)
冬を越えて春から夏にかけて燃えるように芽吹く。
派手さはないが、ひらひらした花弁が美しい。
福知山の店まで買いに来てくれると聞いて鬼頭の目が潤む。
菩提先生はあいつらも一緒に行くと言って3人の卒業生(藤巻他)たちに目を向ける。
鬼頭は取り返しのつかないことをした自分にみんなが歩み寄ってくれることに感謝する。
こんな美しい世の中があるのかと・・
やりたいことが見つかったと話す鬼頭。
これからは罪を犯した人の社会復帰を支援して行きたいという。
チームメイトや先輩、先生たちからもらったものを知らない誰かに返すことで繋がっていたい。
菩提先生は今滋賀で林業をやっている。
人手不足なので受け皿になりたいと言ってくれた。
鬼頭は再び感謝で泣きそうになる。
菩提先生は鬼頭をガシっと抱きしめてその場を後にした。
DLベンチでは不二井が緊張でえづいている。
花本は髭が青ネギ見たいな色になっていると心配する。
それがデフォルトだと門松がつっこむ。
6回はボブが投げるので不二井は7回から。
花本は何とか6回で逆転して余裕のある状態で不二井に投げさせたいと話す。
先頭打者の門松が号砲を鳴らすと意気込む。
鬼頭も喜んでくれるだろうと言う花本に門松は
誰かのためにホームランを打つというのは少し違うと言う。
ただ、野球を通してその時心に思う誰かと繋がりたいだけ。
〇感想
以前(去年の11月頃)コメント欄で決勝戦では一人で観戦している鬼頭に誰かが声をかけるだろうと予想してくださった方がいました。
その方は声をかける人物として
1鬼頭父
2菩提先生
3大穴として石松
と予想されていました。
本命対抗が的中しました。
お見事!
寮監の人柄は本当に尊敬出来ます。
言葉だけでなく行動で示すところが素晴らしい。
元受刑者の出所後の生活も菩提先生ならフォローしてくれそうです。
菩提先生と来た3人の若者が藤巻(おかっぱ)しか思い出せない・・
6回表のDLの攻撃が楽しみです。
門松がホームランを打つと意気込んでいますが果たしてどうなるか。
3回にはいい当たりをしましたが雨谷の好守備に阻まれました。
ホームランならそんなこともありません。
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