大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは2-8

7回裏花忠社の攻撃。

 

糸巻の放ったヒットで更にもう一人返ってきて2-9

流石にDLの選手たちやベンチメンバーの間に冷ややかな空気が流れ出した。

 

しかし狩野だけは相変わらずカズはいいピッチングをしていると言って笑っている。

 

夏が終わってしまうと阿比留がつぶやく。

 

チームを私物化するなと天宝が狩野に苦言を呈する。

不二井と狩野の間だけで作られているドラマに皆はついていけない。

自分は甲子園に行きたいし、恐らく皆もそう。

 

寿も甲子園に行きたいと同意する。

 

不二井の未来のために継投させているのか。

それならば自分たちの未来はどうなるのかと天宝は狩野の背中に向かって言う。

 

狩野は少し寂し気な思案顔をした後、グラウンドに出て不二井の元へ向かう。

 

ずっと黙っている檜に阿比留が言葉を求める。

 

檜は自分も甲子園で投げて優勝したいのが本音だと言う。

甲子園に興味ないような感じを出していたのはスカしていただけだと。

 

檜は続ける。

この状況に疑問を持っているのは自分たちだけではない。

観客や、もしかしたら花忠社のメンバーも・・

球場全体が狩野に対して怒っているのではないかと。

 

阿比留はそれならばこの試合から狩野を排除しようと提案する。

狩野抜きで試合に勝てばいい。

自分たちの今を、将来を平気で奪える男の今を奪ったらどんな顔をするのか見てみたい。

 

寿はさすがにそれはやりすぎではと言い、監督に意見を求める。

 

すると監督はこの状況でまさかの居眠り!

鼻提灯を膨らませている・・

 

〇感想

 

なんとここまで来て仲間割れ・・

仕方ない状況ではありますが。

一つもアウトをとれずにこの回4失点。

更にランナーが2人。

頼みの監督は睡眠中・・

狩野の考えは

不二井と読者は409話での狩野のロングトークを聞いているからわかりますが

他のみんなは置いてけぼりですからね。

怒りだすのは当然です。

いや、狩野の考えを知っていたとしても甲子園に行きたいという気持ちは変わらないでしょうから

不二井を代えてくれと皆思うでしょう。

 

この状況を収められるのは監督しかいないと思うのですが・・

流石に睡眠はフェイクだと思います。

次回監督が動くでしょうか。

 

仮にここで不二井を降板させたとしても残り2回、狩野なしで7点差を追いつくのは相当難しそうです。