大阪大会決勝 DL 対 花忠社
現在のスコアは13-10
9回裏花忠社の攻撃。
ワンナウト1塁で打席には鬼頭。
檜の第5球。
鬼頭は内角の球にやや詰まりながらもセンター方向へ打ち返した!
打球はセンターの前に落ちた!
これでワンナウト1,2塁。
盛り上がる花忠社。
そしてマウンド上の檜は・・・
全く動揺は見られない。
落ち着いて次の打者を三振に取った。
ツーアウト1,2塁となった。
DLのベンチでは選手や監督が祈るような表情でマウンド上の檜を見ている。
スタンドの鬼頭兄はふうと息を吐く。
バットを持ってベンチから出てきた砂金は打席に向かおうとする雨谷を呼び止める。
今日檜は狩野のサイン通りに投げている。
狩野は丸井と違って自らの直感に従ってリードするタイプ。
したがって狩野の配球は読めないと砂金は話す。
打つ側は一か八かでいくしかない。
砂金の両鼻穴に詰めているティッシュを同時に抜いて先に右から鼻水が出てくれば高めのストレート。
左から先に出てくればスプリット。
果たして結果は・・
左から鼻水が垂れた!
2球目以降はわからない。
初球に全ベットで行けと言って砂金は雨谷を送り出した。
打席に入った雨谷に対し狩野は
DLの描くドラマは2年生が三振して大将に繋げず花忠社がはかなく散るのだと話しかける。
雨谷はうちが描くドラマもあると返す。
勝負の第一球。
檜は中指と人差し指でボールを挟んでいる!
〇感想
初球スプリットに全ベットで臨んだ雨谷。
球種は当たりとなりそうですが少しでも浮き気味にくれば打てるけど
最初から低めなら見逃すしかないのがスプリット。
手前でワンバウンドすることもある。
雨谷はそんな球でも打ち返せるのか?
詰まったあたりでヒットが続くなど、流れはまだ花忠社に傾きそうな感じはあります。
1球目を打ち損じたとしても雨谷は何とかして出塁しそう。
粘って粘ってフォアボールとか?
キャッチャーミットにバットが当たってしまうとか。
どんな展開が待っているのでしょうか。
それにしても砂金、2者択一の仕方が最高でした。
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