大阪大会決勝 DL 対 花忠社
現在のスコアは13-10
9回裏花忠社の攻撃。
ツーアウト満塁でバッター砂金。
檜はノーボールツーストライクから渾身の投球!
砂金は空振り!
しかしサインと違ったために狩野の反応が間に合わずにボールが狩野のマスクに当たる。
ボールは地面に落ちて砂金は1塁へ走る!
狩野がボールを拾ってホームを踏めばゲームセットだが1塁への送球を選択。
ボールは砂金の顔の横を通り抜けファースト藁のミットに収まった。
走り抜けた砂金はそのまま地面に転倒。
仰向けにひっくり返る。
ゲームセット。
しかしDLの選手たちやベンチは全く喜ばない。
3年の南や門松、花本たちは感情が溢れるのを抑えている感じだ。
糸巻や鬼頭弟、雨谷は涙をこらえる。
寝そべったままの砂金は半分晴れた空を見上げているが雲が涙でにじんできた。
狩野と檜が砂金のもとに歩み寄り、上から見下ろす。
砂金になぜ1塁に投げたと聞かれて狩野は
必死に振り逃げするお前を放っておくわけにはいかなかったと答える。
体を起こし、根性腐っとんなと呟く砂金の頬を涙が伝う・・
狩野はいこかと声をかけ、手を差し伸べる。
砂金は狩野の手をつかみ起こしてもらう。
両チームの選手たちがグラウンドに出てきた。
砂金は涙をぬぐいながら仲間のもとに戻って行った。
〇感想
勝った・・・
いろいろあったけど何とか甲子園へ駒を進めることができました。
砂金の涙にはみんなグッとくるものがあるようでした。
集まったDLの選手たちも泣きそうでした。
狩野が差し出した手を砂金が握手のようにがっしりと掴んだのが印象的でした。
そして狩野に礼を言うように少し頭を下げたように見えました。
さぁいよいよ甲子園!
他の出場校の情報は一切入ってきていませんがどうなっているのでしょうか。
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