大阪大会決勝 DL 対 花忠社
現在のスコアは2-9
8回表DLの攻撃。
1アウト満塁ノーボールツーストライクで代打狩野。
ベンチに戻った丸井は打席に向かう狩野を見ながら話し出す。
狩野のことを見ているといつも感情を動かされる。
尊敬したり嫉妬したり
信頼したり疑ったり
愛情を感じたり怯えたり・・
それは狩野が自然児だから。
太陽が昇ったり沈んだり空に虹がかかったりしたときに感情が動くのと一緒。
そんな狩野だから今のこの状況を丸ごと包んでくれるはずだと言う。
狩野は鬼頭兄が見ている前でグラウンドに1+3=4と書いて楽しそうに素振りを繰り返す。
狩野は糸巻にロジンを投げてもらってバットにつける。
つけながら狩野は口笛を吹いている。
何の曲か分かりにくかったが針生は時には昔の話をだと言う。
お前もつけろと言って狩野はロジンバッグを糸巻に投げて返却。
バットのグリップを確かめて素振りを一回。
狩野姉はドキドキして見ていられない感じで手で顔を覆っている。
狩野はバッターボックスのスタンス位置に足を置き、いつものように外野に向けてバットを立てる。
テークバックをとって構えに入った狩野は糸巻に
一番自信のある球で来いと言う。
〇感想
注目の狩野の打席、チームの勝負を考えれば糸巻は真っ向勝負を避けるべきところでしょうが・・
狩野が仕掛けたロジンのやり取り、そして口笛の選曲で後悔の残らない勝負をしたいという気持ちに傾いたのではないでしょうか。
この狩野劇場の雰囲気に飲まれず、糸巻は冷静に自分の投球ができるのか、そこが大事。
糸巻が狩野にロジンを要求されたときに相手にしなくていいと声をかけた雨谷がここでも何か言いそうです。
何としてもホームランは避けなくてはならないので
ノーボールツーストライクのこの局面、初球は外角低めギリギリに変化球がセオリー?なのかな。
しかしそこは狩野も予測しているはず。
よほど外れない限りは少なくともカットしてくるでしょう。
その後はどんな配球になるのかは分かりませんが
今の狩野と勝負して糸巻が抑えられるとは読者としては思えません。
恐らく糸巻もそう。
よく考えれば考えるほど敬遠しかないような気がします・・
狩野が地面に書いた1+3=4の意味が分かりません。
ホームラン予告ともとれますが
その後の口笛の場面でランナー全員の表情が描かれたので何かのサインなのかも知れません。
いずれにしても期待が最大限に膨らむ次回、合併号なので26日まで待たなくてはなりません。
–
–