大きくなって村を出たヲハ明砂は記者を脅して間野会でかつて窪の部下だった男を調べさせた。

海外にいるであろう窪を挑発しながら一人ずつ殺していくことが目的だ。

そして日本に戻ってきた窪を返り討ちにする計画。

 

窪を挑発するために窪と同じような手法をとる。

対象の行動パターンを把握して事故や自殺に見せかけて始末するのだ。

窪をおびき出すのが目的だがこれだと自分たちが捕まらないかわりに窪も犯人が特定できないのではと明砂が危惧する。

 

仕事をこなしながら対象2人はうまく殺せたが2か月経っても全く動きがない。

3人目は窪と因縁のある鳥栖哲雄を絡めることにする。

哲雄から挑発されていると気づけば窪が動くに違いないから。

 

哲雄が営業職をしていることはすぐに調べがついた。

客のフリをすれば接触は容易だ。

 

3人目のターゲットは駒井と言う中年男。

元間野会メンバーだが他の組に移籍して今も現役。

ためらいなくやれる相手だが妻と子供2人がいることがわかりヲハはそれが気になった。

 

自分たちが駒井を殺したら子供たちは自分たちと同じ境遇になってしまう・・

 

明砂にその思いを打ち明けるとそんなの今更だと言われてしまう。

明砂は憎しみの連鎖上等だと言って気にする様子はない。

 

子供の頃明砂が復讐の準備を始めた時に止めなかったことを後悔するヲハ。

しかしここまで来たら引き返すことはできない。

 

ヲハと明砂は首尾よく駒井を拉致監禁し、哲雄とのコンタクトを謀る。

 

〇感想

 

明砂の人をころすことに対するためらいのなさが前から気になっていました。

誰かに洗脳されているわけではないけど洗脳されているような、そんな感じがします。

大好きなヲハと同じ目的を持って進んでいることに強い喜びを感じているのかも。

連鎖が最高と言う言葉でそう思いました。

 

ヲハの仕事が交通誘導で明砂がウェイトレス・・

この仕事の収入で村に仕送りする余裕があるのか?

と言う点も少し気になりました。

少額仕送りしたとて村の財政にどれほどの足しになるのか・・